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現在家庭教師をしている生徒。

あまりにも勉強しない。
ポーズだけ。
答をうつす、作業(授業でやったことを復習して覚えたり、理解したりすることをせず、書くだけ)をし続ける。

それがどんなに無意味かを何度説いても響かない。

高校見学は、一校も申し込まず。

挙句、夏休み最後の模試は遅刻。
お母様いわく、車で送っていったら遅れた、と…。お姉ちゃんの時から注意してきたのにな。
模試は、公共交通機関で、生徒が一人で行ってください、と。それが、当日の入試に向けた予行練習でもあるのだから。

模試は。4割も取れていないでしょう。
それなのに、自己採点もしない、解き直しを命じると、英語の長文問題が読めていないのに
解答にマルがつけられている始末。

この家の家庭教師辞めよう、と、何度思ったかしれません。

これでは、志望校合格なんて有り得ない。
目的を果たせないのに、対価を頂くことなんてできない。そんな詐欺商売できない。
何よりも、もっと、頑張りたい子、どうしても志望校に受かりたい子に力を貸してあげたい。
そう思いながらも。

見切りをつけられずにいるのは、情でもあり、昔、B塾で中3生たちを裏切ってしまった冬の思い出があるから。

現在の御家庭の御両親は仰いました。
自分たちにも至らない点がありました。子どもが勉強している横でテレビを観ていたりスマホで動画を観ていたりしたので、やめます。
宿題も管理して、ラインに送るので、家庭教師の宿題もラインに送ってください、と。
お父様お母様生徒私でグループラインを作って宿題の状況を共有します、とお父様。

子どもが勉強している横でテレビやスマホ!?

それはともかく…。
管理する、と言った宿題も、送られてきたのは最初の二、三日のみ。
進捗状況をたずねてもスルー。あまりにも適当な宿題が送られてくるので、これまで散々話してきた勉強方法や暗記方法等合間をぬって改めて、入力しづらいスマホで一生懸命に書いて送信しても、お父様もお母様も本人も既読スルー。

正直にいえば、プライベートの時間を削って対応している私に失礼だと思いますし、私のやる気もそがれてきています。
この先、どうすべきか、少々迷い中です。



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夏休みあれこれ

とてもとても久しぶりの更新です。

子どもが産まれるまでは毎日開いていたパソコンが開けなくなって数年。
来年は下の子が幼稚園に入るので、多少は自分の時間が取れそうです。ブログ復帰したいのですが…。
最近は、ブログ人口も減っているのでしょうか。
このブログで知り合った方々のブログも減ってきて、寂しいです。

さて。今年中三の生徒。
とにかく勉強しません。

これまで私は、最初のうち、きっちり管理して、「成績が上がる」経験をさせることが「成功体験」につながり、成績が上がる嬉しさや達成感を得てもらうことで、あとは、生徒達が勝手に走りだしてくれる、そう思っていました。
自転車の補助輪外し、等と呼んできたやり方です。

けれど、ここのところ、それが全く通用しません。
きっちり管理して無理やりやらせれば点数は上がるけれど、少しでも手を離すとドカンと落ちてそのまま。
更に、私に慣れてくると、宿題もしない、「やってあります」と言った学校宿題も、実は白紙で提出すらしていない。
内申点がこんなにも重要な、中3なのに!

テストをすればカンニングをしたり、宿題を出せば答をうつしてくる。
その無意味さをどんなに説いても、叱っても響かない。
叱った後のその涙はなに?と聞きたくなる。
反省したように見えて、一ヶ月もしないうちに、同じことを繰り返す。

どんどんどんどん落ちて行く成績。
それなのに、やらない。

「わ、こうしたら成績上がるんだ。上がると気持ちいいな」
達成感や爽快感。有ると思うんだけどな…。ないのかな…。

「今日中にやります」と自ら言いながら、一切やっていない。

高校見学も一校も行っていない。
一学期からあれほどに、「申込用紙の〆切り大丈夫?」と聞き続けてきたのに
高校見学の用紙すらなくしていて、〆切りなんて知りようもない…。

いったいどうなっちゃってるんだ、と思う。

中3、15歳。
自分の進路。もう少し、考えていたよ、20年以上前の私。
五年後のことなんて、さっぱり想像もつかなかったけど、それでも、もう少し考えていたけどなあ。
誰の人生でもない自分の人生。
もう少し、自分を大切にしようよ、と思う。
自分に価値を見出そうよ、と思う。
この先、たっくさんの可能性と未来が拓けているのにもったいないよ。
スマホにゲームに動画。
そんなに楽しいのかなあ…そんな小さな箱の中の受動的な楽しみよりも
もっともっとわくわくすること、広い世界にいっぱいあると思うんだけどな。

40歳近くなった私の、戯言。
生徒と心の距離が離れすぎたのかなあ。
見えないなあと思う。

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12月2日のこと [B塾を辞めて…]

投稿予定で、下書きになっていた記事です。

今年もまた、この日が来ました。でも、あれから何年経ったのか、もう忘れてしまいました。

ただ、今年は土曜日。塾を辞めたあの日も、土曜日でした。
寒い寒い土曜日の、白い壁と天井しか見られなかったあの時間。
心の奥底を何度もえぐるような、たくさんの思い出がリフレインして止まらなかった。

その後の、果てしなく続く様に思えた、分厚い雲のかかったような日々。
熱いシャワーと一緒に流したたくさんの涙。

たくさんの約束を、守れなくてごめんね。
築き上げた信頼を、裏切ってごめんね。
未熟すぎた、とつくづく思います。
あれからどれだけ過ぎたのかわからないほどの時間が過ぎた今でも、一年に一度のこの日に、
あの時を思うと、胸がぎゅっと痛み、涙が出ます。

あの頃の中学生たちはもうみんな社会人。
中には父母となっている人達がいてもおかしくない歳です。

毎年のこの日、受け持っていた全ての生徒のことを想います。
今どうしているかな。幸せでいるかな。私の中でのあなたたちの姿は、中学生の時のまま
止まってしまいました。

二度と重なることのない道。けれども、どこかで確かに同じ時代を生きるあなたたちが
幸せであることを、ただひたすらに祈る12月2日です。
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意識を変えられるか [家庭教師]

今担当している中二の生徒。

理解力はあるけれど、これまで、「できるようにする」という勉強の基本をおさえてきていない。
覚えるべきことを覚えてもこない。

結局、この夏休み、九月に学校で確認テストのある英作文や、国語の類義語、対義語を三週連続で覚えてこなかったため、毎日、ラインでの写メによる自己テスト報告を義務付けてみました。

無料ならではの使い方(笑)こんなこと、一昔前は想像もできませんでしたが。

ただ、本当に覚えて、自己テストができているのか、少々疑問…。
授業日に明らかになることではありますが。

自分の勉強を自分で管理できないのなら、御両親に管理して貰うよ、と言ったものの。
誰かにがっちり管理して貰ったり、私が叱って一時的にやらせたところで、根本的に、意識が変わらなければ、継続はしないし、高校に行ってから悲惨なことになるのは目に見えているわけで。

なんとか意識をかえるきっかけを作って上げたいと思うのですが。
点数が上がる、という成功体験を経ても、変えられない子にどのようにアプローチするのか。
家庭教師を始めてから、十年を越えるのに、ずっと目の前にある課題です。

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学校教育に携わる者

本日、二本目の更新です。

私はある家庭教師個人契約サイトを利用しています。
しっかりしたサイトで、ここからの縁も多くあります。
私は募集地域や日時も限定していますし
規約には、家庭教師以外の募集や団体の利用は禁止で有る旨明記されているのですが。

先日、あるNPO法人の団体から、小学校の放課後学習サポーターの募集メールが届きました。
そのメールは、○○市の小学校で放課後×時から×時までの学習支援を行っています。残業はありません。ご連絡いただけませんか。

メールフォーム内に名前や連絡先の記載はあったものの

本文は本当にただそれだけ…。名乗りもせず…本当にそれだけの文章でした。もちろん、私が明記している募集地域や日時にも全くあてはまっていません。

団体利用を禁じた規約違反も明らかであったため、サイトの管理者にも連絡し、更に、メールにも、規約違反であること、募集は受けられないことを返信したのですが、その返信は、「わかりました」の一言のみ。
サイト管理者からの連絡にも、「わかりました」の一言だったと、呆れ気味の報告がありました。

そのNPO法人で検索をしたらHPが出てきましたが作りもお粗末で、活動内容もわかりづらいものでした。

こんなNPO法人が学校教育の現場に携わっているの?こんなNPO法人が、ネットで適当に募集した人材が学校現場に入るの?大丈夫なの?
そう思い、○○市の教育委員会にメールしたのですが、数日してかえってきたのは「注意しておきました」という内容の返信でがっくりきました…。

注意しておけばよいの?
そういう問題なの?
基本的なマナーも守れないような団体や、そんな団体が募集した人材が、学校現場にいていいの?
ルールやマナーを教える場でもある小学校にいていいの?
保護者の視点からしても不安すぎる。
それを、メールしたのに…。

公教育の担い手は、信頼できる人であってほしい。
選べないからこそ。子どもを預ける相手は、信頼できる人であってほしい。
当たり前の願いのようでいて、当たり前じゃないのですね。

そんな話を、塾関係の知人に話したら、「だから私立が流行るんじゃない」と。ごもっともです。
しかし、私の住む地域にはそんなに私立小学校はないし、あったところで、通わせる経済的余裕もないですが…^^;




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幼稚園

上の娘が幼稚園に入園して数ヶ月。
幼稚園の先生を尊敬しっぱなしの毎日です。

入園して最初の一週間は、親子共に、はじめての集団生活にどきどきと不安の毎日でしたが、
ベテランと思われる年の担任の先生は、本当によく子どもを見てくれていて、全ての保護者と丁寧に向き合ってくださいました。
毎日、○○ちゃんは今日はね、ときっちり報告してくださり、「今日、おかあさん、心配してるでしょー」と見抜かれ、笑い飛ばして安心させてくださり。

おもらししちゃう子がいたり、泣いている子がいたり、そんなばたばたな中で、笑顔をたやさずに話してくれて、疲れ果てて寝ちゃった子を二人も抱えてお昼を食べていたり。

子どもを良く見てくれて、理解してくれて、そして、親を安心させてくれる。

幼稚園の担任の先生を見ながら。

自分も、そんな「先生」でありたいと、心から思いました。
自分は少しでもそんな「先生」でいられているのだろうか?と思いました。

30代を迎えたころ、思うことがありました。
生徒との歳が離れて行くにつれ、自分の講師としてのスキルが落ちて行くのではないか、と。
生徒に寄りそい、生徒の気持ちを理解して、同じ目線で物事をとらえられなくなっていく自分が不安でした。

けれど、今は、別のことを思います。
自分が親になり、生徒との歳が離れるにつれ、親の気持ちがわかる…。
親の不安、心配。過保護じゃない?と思った数々のことが、「あ、母親だから、こんなに心配なんだ」と。

最近、小学生の母となった友人たちから、勉強についての不安や、疑問を投げかけられることがあります。
同じ母だからこそわかる視点を大切にしながら、講師業をしていけたらいいな、と、今、心から思っています。




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約半年ぶりの更新。。

下の娘の夜泣きがもう長いこと続いています。
そのために、中々ブログを更新する余裕もないまま過ぎてしまいました。

さて、あの後、担当生徒のお父さんは意見を変えてくださり、無事、私立高校への推薦合格を頂きました。

どうやら、お父さんは、あまり評判のよくない私立の出身だったようで、その私立出身であることを、馬鹿にされることもあったとか。

その悔しい思いが、公立信仰に繋がっていたようでした。

ただ、生徒自身の意識は、最後まで変えられませんでした。
成功体験を積ませることで、変わるものがあると思っていますが、うまくいくケースばかりではないですね。

高校入学後に困らないよう、最低限の学力と、自分で勉強できるだけのスキルを身につけてあげたい、そうおもいながら、残りわずかな指導時間を過ごしているものの、響かない…。

そして、昨日は、中一の妹Kちゃんの指導初回でした。
新しい生徒との出会いは、いつも、ドキドキと、ワクワクを産んでくれます。
新たな出会いを楽しみつつ、しっかり結果に繋げていきたいと思います。







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親の思いと私の思い

夏休み最後に実施された模試結果が返却された。

結果が悪いことはわかってた。
とにかく自分で意識を持って勉強することができなくて。何度説明しても私が夏期にやる内容を、正しい方法で、覚えたり理解してくることをしなかった。
そしたら、普段はお話していないお父さんから、S高校に受からせてくれると言われたはずだとか、なんでこんな点数なのかわからないと言われてしまった。
覚えたり、理解することをせず、作業をしていたからだ、これでは模試はとんでもない結果になる、と7月から言ってきた…でも、普段は接していないお父さんはそれは知らない…。社会なんて記号問題ばっかりなのに、なんでこんなにできないんだ、と。いや、基本的な知識のインプットさえできなかったのに…。紫式部が書いたのは以下のどれでしょう?なんて選択問題やってるわけじゃないのに(泣)
S高校の合格実績なんていくらでもあるけど、それは、合格のために必要なことを正しい方法で実施した結果としてついてくるもの。
お父さんいわく、先生の言う、自分で勉強できるようにするってのは理想論だ、こんな大量のことを、我が子は1人でなんかできない、理想論なんかより我々が徹底的に管理するからSに行かせたい、とにかく、うちとしては少しでもいい高校に行かせたい、と。
私は。
生徒自身が自分で立てた目標に向かって自身が、全力で努力し、合格をつかむことにこそ意義を感じる。
高校入試のとき、私はあんなに頑張ってそして合格できた!
どこの高校に受かるかよりも
そういう経験が、自信となって将来の自分を支えるのだと思う。
高校は受かることがゴールじゃなく、卒業しないと意味がない、とも、言ったけれど。。
自分でやることができないから、親が決めて手を出して管理してきた。それを繰り返したから今がある。。そう思ってしまう。
なんか、ぐったりした夜でした。
私は理想を追っかけていたのだろうか。そして今まで、内申足らずして必死の努力をして、志望校に受かった子達は理想の生徒だったと?
成績を上げるために私は存在しています。だから、高いお月謝を頂いてるわけで。親が管理してでもいい高校?(というか公立)に行かせたいと願うのであれば、私はその思いにこたえなければなりません。
ただ、内心のモヤモヤを書いてみました。
そして、ネットから、謎の高校情報を拾わないでほしい(泣)

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久しぶりの更新です [家庭教師]

子どもが二人になり、下の娘が夜、まとめて寝てくれないため、中々パソコンをあけることができずに、約7ヶ月ぶりに、パソコンを開きました。

今、受験生を担当しています。
しかし、やる気がゼロ。というよりは、受験生としての自覚が芽生えません。

色々な話をしました。今やっている勉強の必要性、取り組み方はもちろんのこと
高校受験について私が思う意義も、様々なことを。

それでも、心に響いていく感じがしません。
お母様が厳しく言って、そして、「やらされ感たっぷり」で課題をこなしてきます。

例年にはなかったことです。
どんなに成績の低い生徒であっても、中3ともなるとある程度は
自分で自分の進路を決めなければならない現実に直面し、ある程度は雰囲気が変わるものです。

しかし、彼女は変わらない。
そもそも、夏休みの授業休憩中に、毎年出る、高校についての話題が全く出ない。

なぜだろう…。

考えていると、思い当たる節があります。
コミュニケーション能力が劣ることから現状が把握できていないのではないか、ということ。

彼女はコミュニケーション能力が、通常の中3に比べて劣るように感じます。

それは通知表にも書かれており、小学校時代には、それ故、からかいやいじめの対象にもなっていたようです。
お母様は、天然なところがある、というとらえ方ですが、私自身は、もしかしたら言語分野に多少の凹凸があるのではないかと考えています。

話をしていても、ポイントがずれてしまったり、伝わらなかったりするのです。

彼女はおしゃべりなのですが、実は、何について話していて何の話をしているのかわからないことがほとんどで、想像しながら相槌をうったり、返答をしたりしています。
下手すると、三歳の娘とあまり変わらないような気がすることがあります。

上手く言えないのですが、例えば通常の中3が、テレビの話をするとします。
「毎週月曜日に夜九時からやってる○○って番組知ってますか?怖い話を紹介する番組なんですけど、昨日は神社での怪談の話で…」と説明から入ります。
彼女は
「神社って、ヤバいんですよ~だからホントに気をつけなくちゃいけなくて、うちのお父さんは~」と話が始まり、話が飛躍したり展開してしまいます。

また、オチのある冗談を授業中にふっても、冗談の部分が通じません。

また、叱られた際の返答も、まるで小学校低学年。
宿題がこなせていないこと、問題集をうめるために答をうつしたり、調べながら書いても何の意義も得られないことを再三伝え、一緒に聞いているお母さんもあきれ果てて、「一体何度同じことを言われたら通じるの…あなたは馬鹿なのか?」等と、問うのですが
彼女はキレます。「ゲーム捨てればいいんでしょ」「この家出てくわ!」

そうしたコミュニケーション能力の低さが、受験生としても未熟に感じる面とつながっている気がしています。

一学期の終わりの三者面談の日、ちょうど授業があったので、彼女に尋ねました。
「担任の先生、受験や進路についてなんて言ってた?」

うまく答えられない様子だったので、何か具体的な高校名を言われた?とか、色々確認したものの

あまりに的を射てない回答で、結局言われたのは。

「あ~…なんか言ってた気がします。でもよくわからないんで、お母さんに聞いてください」

この時点で少々驚きましたが、授業後にお母様に確認をしました。
「担任の先生のお話は、わかりづらかったですか?」と。
もちろんそんなことはなかったようで。


深く追求していくと、どうやら、受験や進路についても本人は何も把握していないのです。
もちろん、学校でも、そして私も再三話した内容ですら、お母さんが聞いているから良い、と思っているようで、公立高校の受け方らすら知らず、高校入試の日程はもちろんのこと、月末の模試の日程も知らない。

そして確認すると、高校について調べるのも、模試の申し込みをするのも、高校見学に主導して率先して行くのもすべて御両親でした。どうやら前回は模試の申込票や志望校もお父さんが記入したのだそうで。

そりゃ、受験生としての自覚もないわ…(泣)
おとうさんおかあさんがやってくれる、考えてくれるから、言うとおりにしていればいい、という感覚なのでしょう。


「本人にやらせてください」と授業後にお母様に話したのですが、お母様は納得されるとともに
「この子は一人では何もしないし、自分で考えることができない子で、親がついつい先回りしていました」と。


高校入試は、子どもが初めて、自分で自分の将来を考える機会だと私は思います。
今までは同じ小学校中学校、と来て、場合によっては、「○○ちゃんと同じでいい」という選択をしてきた子も、ここで初めて自分と向き合うのだと思います。

通常、親は、「経済邸に私立は無理」というようなNGポイントや「普通科高校に行って欲しい」というような親としての願いを伝えるとは思いますが、そうしたことを踏まえたうえで最終的に決断するのは子ども本人です。親自身も「最後に決めるのはあなたよ。あなたが通う学校なのだから」というスタンスです。

だから、数年前のHちゃんのように、進路に悩み、それでも、必死で答を出そうとしてもがくのだと思います。

あの時、Hちゃんのお母様は言っていました。
「娘がもがいているのを見ていると苦しいけれど、手は出せない。見守るしかできない。私は、Hが寝る前に、マッサージをすることしかできなくて…親にとっても忍耐です」と。

それは、彼女達が大人に向けて成長するための、通過儀礼のようなものでもあるのかなと感じます。
自分で自分の進路について悩み、迷い、そして自分で答を出す。

これまで、私は、それが当然だと思っていたのですが、今回初めて、そうではないケースに直面し、そして新たな課題と向き合っています。

こうした色々なケースと向き合うことで経験値アップにつながると思いつつ…。
少しでも夏の勉強の成果が出るといいのですが。

書きたいことが有り過ぎて、なんだかまとまりのない記事になってしまいました。




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約束のお土産

なぜか、期末テストの前に修学旅行になる私の住む地域。
家庭教師の授業は、浮かれ気分を正すところから始まります。
試験前に修学旅行入れるのやめてほしいのですが。。修学旅行くらい、試験後にゆっくり行かせてあげてよと。

修学旅行のお土産をもらうたびに、思い出すことがあります。

B塾で塾講師をしていた、もう十年以上も前の話。

担当していた中2の男子が女子に向かって、悪ふざけでシャープペンを投げた。しかもそれ私の。
シャープペンは、ホワイトボードにあたり、ペン先が曲がって壊れ。
当てる気はなかったのでしょうが、突起物を、それも女子に投げるなんて!と、叱った。
ついでに、そのシャープペンは、ほんのすこし前に、某遊園地で、私が仲の良い先生とおそろいで買ったものでした。

だから、叱ったあとに、ボソッと言った一言。

しかも、そのシャーペン、○○先生とおそろにして××←( 遊園地名) で買ったばっかのお気に入りだったのにな…と。

いつも、ふざけてばかりいる生徒だった。

だけど、その彼が授業後に言いにきた。

先生ごめんね。シャープペン…。俺、来年修学旅行行ったら、シャープペン2本買ってくるわ。それなに?どこで売ってんの?

ほんと?嬉しい!××の□□のとこ!

いや、多分来年はこれもうないよ。
しかも、そこへ行くとしても、二ヶ所あるうちの別の方だよ、と思ったけれど(笑)

でも、その気持ちがすっごく嬉しかった。

だけど。その年の終わりに私はその塾を辞め、約束が果たされることはなかった。

私は、色んな生徒とした、たくさんの約束を破って、その塾を辞めた。

だから。
毎年、修学旅行のお土産をもらうたびに、貰えたことを嬉しく思う。

期末テストを終えて結果待ち。
ゆるゆるだった気持ちを締め直せたかな。これで、試験の部分については一学期の内申が決まるわけですから…ドキドキします。




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