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年始授業にて [Hちゃん(家庭教師)]

Hちゃんの授業。

年末の授業で、それなりのやる気を感じていたのですが
やはり、課題の進度が追いつきません。

例年よりかなり減らしているので、せめて、その分だけでも確実にしてほしいのですが
やはり、難しい問題(授業で実施済みの問題のやり直し)が適当だったり、と
「出来るようにしなければ」という気迫に欠けるというかなんというべきか。

SちゃんやMちゃんが、後半出してきたあのオーラのようなものは
一体なぜ出てきたのか、本人たちに尋ねてみたいくらいです。

できなかったことをできるようにしてこそ勉強、と何度言ったことでしょう。

それでも、難しい問題に限って、適当にやってしまう悪い癖が中々直りません。

課題も追いついていませんでした。

一方で、全体的な状況を見れば、さぼっていたわけでもなく、Hちゃんの中では精いっぱい頑張ったけれども、時間が足りなくて、きちんとやりきれなかったということのわかる、中途半端さだったので
叱ることもしませんでした。

本当は、この時期、絶対評価での努力を認めることに意味はないと思います。
入試は相対評価なので…。
ただ、本人が頑張った形跡はあり、やらなければならないけれどもやりきれなかった、ということも
本人が意識していたので、特に私が何か言う必要もないと思いました。

多分、この課題のやり方、そして確認テストでの不合格で
私に今日叱られるであろうと本人は思っていたと思うのですが。

叱られて出来ることならばとっくにやっている、それはわかっていますし。


とはいえ、入試は相対評価です。
あなたが頑張ったから、その頑張りを認めるね、というわけにはいかない。

Hちゃん自身の頑張りは認めてあげたいけれども、それを今認めたところで
最終的な目標に達さなければ意味もないわけで。

そんなジレンマと闘いつつ、後一ヶ月で私立の一般入試が始まります。
そしてまずは学年末テストです!

稚拙な言い方になりますが、私は彼女のことも彼女との授業も好きです。

課題が進まずに焦ったり、時に叱ったり
「あのね、その公式は、最初に体験授業に来た時から、教えてるって。そろそろ覚えて!」
とぼやきつつも、けっこう楽しんでいます。


だからこそ、合格させてあげたい、そう願っています。
それにしても、残り二ヶ月半、と思うと寂しいですが。



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最終 [Hちゃん(家庭教師)]

今年度最終授業は、Hちゃんで締め。

冬期に利用しているテキスト宿題以外に、教科書の本文テストの勉強を課していました。
(英作文)

この課の文章は、一文も比較的長く、結構大変だと思い
以前から、30日にテストをする旨伝えていましたが、取りかかれたのは昨日からだったと思います。

その上、推薦依願書の作成にも取り組んでいたので、
英作文練習に使える時間は、さほど多くなかったと思います。

案の定、5問中2問しかあっていませんでした。

しかし、今までのHちゃんと違う発言がここで出ました。

「すみません、次回、もう一度やらせてください。」

この課は、1月半ばに行われる学年末試験の範囲になる箇所。
英語の評定を上げたいHちゃんに、真剣味が出てきました。

ここのところ、質問が増えただけではなく、更に、細かい質問が増えてきました。

そしてもうひとつ、Hちゃんの発言。
「時間がもっと欲しい!」

貪欲さが出てきました。

本来、私は、最終授業を29日までに終わらせるのですが、
30日までよく頑張ったHちゃん。
今日はお母様が不在でしたので、休憩時間用にジュースとチョコを買って持参しました。

「一年間お疲れさまでした」
一年の最後くらいは、頑張りをねぎらいつつ、少しのんびり、ジュースを飲みながら長めの休憩。

Hちゃんのお家では、お母様にも厳しさがあります。
これは、数年前に、驚異ののびしろを見せたSちゃんとよく似ています。

Hちゃんは、
「今年は年賀状なんか書かなくてもいい。今のあなたにそんな暇はない。
パソコンでお母さんが作るからそれに一言書いて出しなさい。」
と言われていて、それも大晦日までやらせてもらえないのだと苦笑していました。

夏は、部活で疲れきって帰ってきて、疲れ果てて寝てしまうと、明け方に叩き起こされて
勉強させられたし、と苦笑していました。

一方で、彼女の完全限界を感じると、家庭教師を休んだり、宿題量の調整依頼があったり、と
子どものことを良く見ているお母様であることを感じます。

そして厳しく追いたてられたそんな話ですら、彼女は笑い話に変えています。
強さが表れ始めたことを感じます。

明日はお楽しみの日、というHちゃん。
お正月休みを楽しんで、宿題も頑張ってもらい
そして、三ヶ月後には志望校合格を手に出来ることを願いつつ。。。

このブログも、今年最後の記事です。


今年も、このブログを読んで下さった方、コメントやnice、メールをくださった皆様
本当にありがとうございます。

3月には、大震災が日本を襲い、このブログで知り合った方々の中にも
未経験者にははかりしれないであろう経験や思いをされた方々がいらっしゃいます。
その方々が御無事で良かった、と本当に思います。


今日もテレビを観ていたら、ほんのわずかな時間差が、ほんのわずかな距離差が
生死を分けたことを、感じずにはいられませんでした。
こうして、何事もなく、年末を迎えられる奇跡に感謝したいと思います。

そしてみな様にとって、来年が佳き年になりますよう。

今年も一年ありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します。
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無理 [Hちゃん(家庭教師)]

能力的な限界ってあるのでしょうか。

今年初めて、それを感じています。

昨年までの生徒達。

大量の課題を出しても、それらの必要性を理解し
なんとか仕上げてきました。
宿題忘れ、というシーンにお目にかかることは、この季節になると全くありませんでした。

時折、ある課題に時間がかかって、他のあるものができていない、ということはあったのですが。
例えばMちゃんのように
「関数がヤバくて。今日、朝からずっと、関数やってた。っていっても、これだけなんだけどね。
でも、多分つかめた」

その日やらせた関数の問題は見事に合っていました。

仮に、他の課題が出来ていなくても、自分の苦手をひとつ克服し、意味のある一日を過ごした、ということがわかるものでした。

しかし、Hちゃんの場合、スケジュール通りに課題がこなせたことがほぼありません。
課題は例年の半分以下の量。
更にお母様もサポートしてくださっており、本人は、「一日中机に向かって」います。
しかし、出来ていないのです。

更に、理科社会等、やった分の成果が全く出ません。
これは、私が確認して、テストを繰り返したもの以外、「定着していない」からです。

何度も、やっただけではダメ、間違えたものは答を隠して、繰り返す、
翌日、次の単元に進む前に、間違えたものをやり直して、出来なかったものはチェックを入れて
すらすらできるようになるまで、繰り返す、といっても。

今回は、ファイルに、「やり方」の説明をプリントして渡してもいるのですが。

できません。

正直、私は、ここに彼女の「限界」を感じています。

本人は、「やっている」のですが、どうしても、正しいやり方で、定められた時間内で
「意味のある勉強」をすることができないようです。

課題をこなせていない→身についていない、という状態が、ずっと続いていて
そのために、例年であれば出来るはずの問題も、定着していないので出来ず、また時間がかかり、他の課題もこなせず、ということで悪循環。

この時期、メイン利用しているテキストをやりながら、本人が苦手だと思われる単元については
「穴をなくすことが目的。自分の弱点を洗い出してどんどんつぶしていく」と伝えて、
新研究や夏期のテキストなどで補強をしてくるよう伝えるのですが、それについては全くやれない状態。

彼女と同じくらいの学力で、同じくらいの評定でも
多分結構厳しい私の指導にくらいつき、必死で課題と闘い、限界に近いラインを乗り越えた生徒達は、
いつの間にか
確認テストで落ちることもなくなり(やり直しがなくなる分、宿題も減る)、演習スピードも上がって
好循環に入り、更には、高校でも自学自習の習慣がついて、塾も家庭教師もなしで
上位の成績を維持するようになっています。

自分を追い込んで、そこを乗り越えることができない

のが、Hちゃんの能力的な限界なのかなと感じています。

しかし、彼女は、とても雰囲気の良い生徒で、部活での頑張りもきいていて
推薦の付く可能性が、わずかながらあります。
(内申点が足りないのですが、学校の先生の方から推薦願を出してみたらといわれているので
努力次第では、上がる可能性もゼロじゃない?のかもしれません。
推薦が付く可能性がわずかながらあることで、今はそれにすがりたい気持ちすらあるのですが
しかし、本人にとって、一般入試では合格の厳しい高校に推薦で受かることが良いのかどうか。

どちらにせよ、行ける高校がないわけではない成績ですし
とりあえず、まずは確実に私立をおさえなければなりません。
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凛とした季節 [Hちゃん(家庭教師)]

中3の指導、これからの時期はプレッシャーが最大にかかってきます。

が。

この時期からが一番好きです。

凛とした寒さと、緊張感の漂う季節。
お母様も、そして生徒本人も私も、「本気」になる最後の数ヶ月。
一番、やりがいのある時期でもあります。
毎週過ごしてきた生徒とも、最後の数ヶ月になるのだという、一抹の寂しさ。
いろいろな意味で、時が有限であり、貴重であることを感じさせられます。

Hちゃんのお宅でも、私立の受験校が決定し
そして冬期指導に向けて、授業後にお話をしました。

すべてのテキストを渡し、そのテキストを行う理由と、実施方法を伝えていきます。
まずは、冬休み明けまでに、全教科の総復習に加え、入試必出の内容を取り上げて、学習。
理科の実験の手順と内容確認、社会は年表ワーク、教科書の図や史料の確認、英語の長文読解対策、と挙げたらキリがありませんが、
入試のパターン演習に入るまでにやっておきたいことを、残された日数と学習時間を
区切りながらスケジュールを組んでいきます。
なぜ、それをやる必要があるのか、入試問題を見せながら、こういう問題に対応するためだ、と
伝えながら、お母様とHちゃんにひとつひとつ伝えていきます。

なぜそれをやるのか。
それがわかっていないと、真剣味も出ないと思っています。



冬休みの学習時間は、午前2時間、午後4時間、夜2時間、と8時間ほどで
自宅演習の予定を組んでいきます。

入試に出る内容をおさえていく課題で、学校の宿題があることを考慮したら
時間はどれだけあっても足りません。

冬休みは、お正月をのぞいて、起きている時間はすべて勉強時間にあててね、と
毎年伝えています。

お正月が明けて、学校が始まったらすぐに学年末テスト。
それが終わったら間もなく私立の入試が始まります。
年が明けると毎年、3月の入試まであっという間に過ぎ去ります。


この学習量が多いのかはわかりませんが、大学受験は推薦で行く生徒も多い中
一般受験のために最大限頑張った、といえる経験ができるのはこれが最後かもしれません。

お母様に言って頂きました。
「塾をやめさせて、家庭教師にしてよかった」と。
「誰でもそうかもしれませんが、うちの子は、とくに甘い方に流される傾向があるんです。
でも、家庭教師だとごまかしがきかないから、夏も部活をやりながらでも、あれだけ勉強できた。塾だったら、ごまかしの勉強をしていたと思います。の子の勉強の欠点をこんなに指摘してもらえなかったと思いますし、本人も行って帰ってくるだけになっていたと思う。ここまでぎっちり見られるから、さぼれないし、なぜそれをやるのか、も私もよくわかるように教えて頂けるので勉強になります」

塾の方が好きな私ですが(笑)
これは確かに家庭教師の良い点ですね。

結局のところ、家庭教師にせよ塾にせよ、メリットデメリットはあるもの。
その子の性格や学力から、一番見合った方法を
見つけられるかどうか、なのだと思います。

脱線しますが。
3月いっぱいで、FくんとSくんの指導を終了させて頂こうかなと考えています。
プレッシャーがかかるようなこともなく、話しやすく信頼して頂いているお母様ですし
指導環境としては良いのですが、どうしても「やりがい」を感じられないのです。
元々、副業でもあり「やりがい」を求めてやっている部分があるため、
私が問題を解いて、写してもらう、という現状、理解させることが難しい、という状況で
自分の家庭教師としての必要性を感じられずにいます。
出来れば、「成績を上げたい」「○○高校に行きたい」と願うご家庭の指導をさせて頂けたら、と。

一方で、必要とされている以上、私としてのやりがいは感じられなくても
続けるべきなのではないだろうか、私の考えはおこがましいのではないだろうか、
との思いもあり、多少の迷いはあるため、年明けまで迷うつもりです。



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ショック [Hちゃん(家庭教師)]

全力で指導し、本人も頑張ったはずの英語の試験。
壊滅的でした(泣)

問題の難易度が高かったということ、リスニングや小問に加え、10問以上の英作文、2つの長文読解問題等、
問題量が多かった、というのは事実ですが
それを言い訳にはできません。

本当にきちんと、実力のつく学習をできていたら、平均点+10点(多分)などという結果には
ならなかったはずだからです。

本人の点数が何点であれ、平均点との差は、テストの難易度に関係ありません。

解答から見えたのは、ある程度文法事項も理解し、教科書準拠ワークと同じパターンの問題は解けても、
少しひねられると解けていません。真の実力はまだついていないという事実。

夏期などにも指導した復習単元の問題など
復習単元で落としている部分が多いということ。

つまり、復習はさせているつもりですが、「やっただけ」になっており、身についていないということです。

しかし、一方で、10問以上にも渡る英作文、1学期にはほとんど間違えていたのですが
今回は半分以上得点できていたのは、大きな進歩だと思います。

質問も増えて、積極性が増しているのを感じます。

とはいえ、頑張っていただけに、頑張りを形にしてあげられなかったのは
非常に悔しく、残念で、申し訳ない思いでいっぱいです。

Hちゃんと過ごすのもあと4ヶ月。
ついに、入試シーズンがやってきます。
悔いの残らないよう、全力で向き合っていきたいと思います。



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それって試験範囲?(編集しました 11日22:11) [Hちゃん(家庭教師)]

Hちゃんの学校では、数学、啓林館の「未来へ広がる数学」を使用しているのですが。

今回試験範囲は教科書82ページまででした。
関数の単元の、制動距離や、ふりこの問題の前までです。

ところが、学校の試験問題では、放物線のグラフと一次関数のグラフが描かれていて
交点の座標を求めさせたり(交点の座標ではなく、グラフ上の座標だったかもしれません。
交点の座標であれば、p139の内容であるため、範囲外だと教えて頂き、私自身も確認しました。生徒の問題用紙が手元にないため、どちらだったか不明です。)
中に出来る三角形の面積を求めさせたりするタイプの問題が
数問出題されていました。

当然、Hちゃんは出来ず、
周囲の友達とも「え?範囲外じゃないの?」というやり取りになったそうです。

私は最初、試験問題を見た時に、範囲を間違えた?と思ったのですが
教科書では、章末の86ページに同じタイプの問題が載っています。

学校のワークにも範囲内にはその手の問題は載っていません。

また、塾用教材でも、手元にあるベーシックには、ふりこの問題などの後のページで取り扱われています。
他社のワークを一種類確認しましたが、やはり同様の扱いでした。

家庭教師の授業では、「試験範囲」(と思っていた部分)までを繰り返していたので
面積を求めさせる問題などは、試験後に行うつもりでした。

学校では、試験範囲発表後も授業が進んでいたので、
授業をきちんと聞いていれば出来た、ということなのでしょうか???

それとも、あの問題は範囲内だった、という解釈だったのでしょうか・・・。

ちなみに、交点の座標について御指摘下さった塾関係者の方から、「三角形の面積」については、
「応用問題だ」と言われたらそれまでだ、と御教え頂きました。



今回は理科の範囲もおかしかったのですが、誰も指摘しないのでしょうか。
教科書の範囲と、学校ワークの範囲の単元が異なっていたのですが。

彼女の学校では、中1の時も、指定された試験範囲と問題の範囲が異なったことがあったそうですが
指摘後も、採点外にするなどの措置は取られなかったそうです。

大手予備校などで先取りしている生徒は良いのかもしれませんが…。
今回の件については、私たちの受け取り方が間違っていたのかもしれませんが
少々もやっとした出来事でした。


記事と全く無関係ですが。
来年6月に北海道で挙式することが決まりました[るんるん]
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発表会 [Hちゃん(家庭教師)]

Hちゃんの部活の発表会に行ってきました。

昨年も声をかけて頂き、行ったのですが、今年も見事でした。
確かに、これだけのものを完成させるには、時間もエネルギーも必要だっただろう、と思います。
楽しい時間を過ごさせて頂きました。

そして、これでようやく?引退です(笑)

楽しかったこと、大変だったこと、Hちゃんからは色々な思い出話を聞かせてもらい
彼女の中で、部活動が本当に大きな存在であったことを、実感させられました。

発表会に来てくれた先輩からは
「これからは勉強に力を入れるんだよ」と言われたとのこと。



この連休は、打ち上げもあるようで、楽しんで欲しいと思っています。
そのため、宿題もあまり出していません。
連休明けたら、テストモードだね、とお母様もおっしゃっており、
気付けば、中間テスト二週間前。
部活動が厳しく、忙しく、力を入れてきた生徒ほど
基本的に、集中力も高く、切り替えがうまく、勉強に力が入る生徒も多いので
ここで上手く切り替えていけたらと思っています。

間もなく10月。
Hちゃんと授業ができるのも残り、5ヶ月程です。
楽しく、そして、悔いのないよう、そして無理をさせ過ぎてしまわないよう
残りの期間を過ごして行きたいと思っています。


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そこまでしなきゃいけない部活って何? [Hちゃん(家庭教師)]

怒りと疑問です。
学校関係の方には、失礼にあたる書き方をしてしまうかもしれません。
先に、お詫びしておきます。

Hちゃんのお宅から、当日指導キャンセルが入りました。初めてのことです。

中間試験まで、3週間ほどなので、次回指導日までの宿題をメールしたところ、
お母様から長いメールを頂きました。

実は、今日指導があったら、次回までの宿題をなしにして頂こうと思っていた、とのことでした。
公共施設で行われる部活の最後の発表会を控えていて、部活後も施設へ出向き演出の制作を行ったり
更に迫っている体育祭の練習も放課後にあるなどして、体力的に限界だとのことでした。
部活の休憩時間や、食事中、練習の合間、睡眠時間を削らせて宿題をするようにさせてきたが
体力的に限界だとのことでした。

正直、そこまでのことになっているとは、私は全く知りませんでした。

彼女にだけ多い宿題を課していることはありません。
毎年の生徒よりも減らしているくらいだったからです。

例年、評定が3で、4以上を目指す生徒達には、学校のワーク以外に二種類の塾用教材を解いてもらっています。
(メイン使用している教材と、私が手持ちのもう一種類を試験前に)
メイン使用している塾用教材は試験までに最低2周。(授業で一回解き、宿題で間違えたものの解き直し、試験前に教材に直接書き込む形で2周目)
その他、理科、社会、国語については、学校ワークの進度管理などを宿題形式で行ってきました。

この量は、一般的に多いのでしょうか?

現在、宿題としては、英語の教科書本文の英作文を出来るようにすることと
学校のワークのやった部分の演習問題を課していました。

部活を引退していたこれまでの生徒ではこれに、学校購入の総合問題集の演習を義務付けていましたが
それでもここまでハードになった例を聞いたことがなく、私としても
そこまでハードな生活をさせていたのかと思うと、ショックです。

そこまでハードな生活をさせるつもりなど全くありませんでした。

私としては、学校の宿題が多いと聞いていたので、学校の宿題に1時間かけたとしても
家庭教師の宿題に1~1.5時間。最大でも8時から10時半くらいまでやれば終わる程度の気持ちでいました。

私の宿題の課し方の仮定に反省点はあったとしても…Hちゃんの場合、週7日休みがありません。

正直、なぜ三年生のこの時期に、そんなに部活が忙しいのか、と思います。
最上級生としてやるべきことが多い、とのことですが、通常の部活動の時間後に、公共施設に出向いてまで、演出準備やミーティング?せいぜい午後5時くらいまでには終了すべきなのではないでしょうか?

Hちゃんの学校も彼女の部活以外は引退していますし、他校でも多くの三年生はとっくに部活動を引退しています。そして受験勉強に入っています。
入試は、そうした多くの生徒達と同じものを受けるのです。

同じだけの実力が必要だというのに、なぜこんなにも部活動に邪魔をされなければならないのか。

確かに、部活動に力を入れて、最後の発表会を迎えた暁には、最大の感動に包まれるでしょう。
大きなやりがいも感じられるでしょう。

けれど、いくらなんでもやり過ぎだと思います。
バランスを欠いていると思います。
勿論、その道でプロを目指すのならば話は別ですし、大会に出るのならばある程度は仕方ないでしょう。
けれども、いくら強い部活とはいえ、今年は大会に出るための賞も頂けなかったのですし(=推薦対象にはならない)、もう少し、考えるべきでは…。

そこまでしなくとも、感動もやりがいも得られるはずです。

この先に待っているのは、高校、大学、または社会へと続いていく道であり
高校入試で人生の全てが決まるわけではありませんが、関係してこないことはないのです。
長い目で見た時、今、重視すべきは何かといったら、とりあえず、入試であり、そのための中間試験であり、
勉強を重視して力をつける期間ではないのかと…。

繰り返しになってしまいますが、彼女の所属する部活以外は全て、三年生は引退しています。
その中で、彼女の部活に所属するごく一部の生徒だけがこんなにも遅くまで部活動をしているわけです。

彼女の中学だけで見ても、他の三年生達の大半は、学校の授業が終わったらすぐに帰宅できます。
その気になれば、夕方5時ごろから、勉強時間は十分にあるでしょう。
当然、土日もフルに使えます。

その中で、Hちゃんを含めたごく一部の三年生だけが(せいぜい一割?)
週7日部活をして、通常の部活修了後も、三年生として演出準備やミーティング?

どれだけ物理的な勉強時間に差が生じることか、と思います。

顧問の女性教諭は、部活動に大変熱心な方でいらっしゃるようです。
しかし、お母様などからちらっと耳にする話では、ご家庭が上手くいっていないとかで
家にいる時間は短い方が良いと言ったとか。
それが尚更、顧問の女性教諭が部活動にのめり込む原因になってはいないか?とまで私は疑ってしまうのです。
他の先生方や、管理職の方々はここまでの部活動に対して何も思われないのでしょうか。

今までも部活動停止期間である、試験一週間前にも平気で部活関連の講座への出席のため
週末一日潰すようなことがあり、疑問を覚えることは多々ありましたが…。

ちなみに、休んだり早退することは厳禁で、体調不良で休んでも嫌味を言われるそうです。
しばらく前までは、高校見学のために夏休みの部活動を休むことも禁止だったそうですが、
さすがにそれは、保護者からクレームがついたようでした。


あまりに不公平です。絶対におかしい!!!

本気で生徒の将来考えてるの!?




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勉強のスピードアップ! [Hちゃん(家庭教師)]

常々気になっていた、Hちゃんの学習速度。
家庭教師中に見ていても、例年の同等の成績の生徒達が15~20分ほどでこなすワークを30分以上かけています。

だらだらやっているわけでもないのですが、集中度が低いのが気になっていました。

また、なぜ、例年の生徒達よりもはるかに少ない課題がこなせないのだろう?

そう考えた時、答としてはいくつかの物が上がってくるのですが。
(部活による物理的な時間のなさ、モチベーションや、本人に甘さがあるという精神的な問題)
そのひとつに、「ひとつひとつの課題に時間がかかり過ぎる」というのもあるのではないか、と。

これまでにも、
「この1ページを20分くらいでやってね。時計見てね」と言っていたのですが
効果は上がらず。

そこで、今日は、もっと細かく時間を区切りました。

使用教材は、教科書準拠の塾用教材B。

まず、左側の単語を2分、確認問題の1番に2分、2番、1分、3番2分、と問題ごとに時間を設定。

スタートしてから、常に時間を意識させていきました。

「1分経過」

「あと30秒だよ。57分まで。」

「2番に使える時間は1分。58分まで。」

「3番、残り15秒」


こうして、教材の左側ページを5分で終了。

右側ページも例年の生徒達の標準時間から15分、と設定時間を決定し
問題番号ごとに数分単位で区切っていきます。
穴埋め問題は1分程度、英作文などは余裕を持って時間を設定。

同様に、「2分経過」等、常に声をかけながら。

終了まで10分でした。
ワークの間違いも、30分かけてやった時と比べて、増えてはいません。

休憩に入った時のHちゃんの言葉。
「なんか充実してた!」

「でしょ。時間が濃かったよね。しかも今までの半分とか、それ以下の時間で出来ちゃったでしょ。」
「普段からこうしてやれると良いよね。量もこなせるし、集中度も変わったでしょ」


自宅での勉強でも、問題番号ごとに1分、2分、と細かく時間を区切ってやるように伝えました。
授業でも、当分、この方法で行こうと思います。


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満点♪ [Hちゃん(家庭教師)]

どうなることか、と危惧していたHちゃんの基本例文テスト。

これは毎年実施しているもので、夏期に利用している英語のテキストの各単元の基本文の英作文テストを行う、というものです。
11単元あり、各単元5~6の例文が載っていますから、60問程度の中から20問、まったく問題を変えずに出題しています。

公立入試にも英作文は必ず出題されますし、英作文力は大切だと思っていますので、重視しています。
このテキスト自体、英語の力が標準的にある生徒にしか利用していませんので、これまでのところ、全員が合格点もしくは満点です。

今年、Hちゃんにも、夏休みが始まる前から、各単元ごとの基本文をしっかり勉強してくるように伝えていました。しかし、毎回の単元チェックではきちんと勉強できていないことの方が多く、夏休みの最後にまとめてテストをするから、その時に困らないように、と何度も繰り返していました。


昨日、授業の始めにテストを行いました。


結果は・・・





満点でした♪


Hちゃん自身も喜んでいましたし、お母様も、
「よかった!」と喜ばれ、安堵なさっていました。

やっぱり気持ちいいですねー。

少なくとも中学生のうちは、勉強した分だけ絶対に結果となって戻ってきます。
これが大人になるにつれて、努力しても報われないことも増えてきます。
だからせめて、努力が必ず形となる中学生のうちに、
努力が結果となって返ってくる時の達成感、清々しさや喜びを感じてほしい、そう願っています。

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