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羨ましい…涙が出るほどに [B塾を辞めて…]

今日は、講師としての立場ではなく、個人的な感情を書きます。

辞職後もずっと仲良くしているT先生。

彼女は私が辞めた数ヶ月後、表向き穏便に塾を辞めました。

だから、彼女は今も、当時の生徒と会っています。

今年大学生になった、当時私たちが一番手をかけてきた中2。
そのうちの一人M(呼び捨てではなく愛称)と、食事に行ったそうです。
彼は、私の担当生徒でもありましたが、何よりもT先生に懐いている子でした。

その彼が、車の免許も取って、送迎もしてくれたそうです。
その中で、私がどんなにもがいても知ることのできない
当時の生徒達の、その後の進路を、聞いてきたようでした。

AくんのライバルでもあったKくんはある専門職の道へ。
Kちゃん、Aちゃんはこの地域のトップ私大へ。
Sくんは、Mと同じ大学へ。

ああ懐かしい。
懐かしすぎて涙が出る。

一人ひとりの名前も顔も、蘇る。
もう思い出すことなんてなかったのに…。

涙が出るほど懐かしいその名前の数々を…
私はどうしたって知ることができない。
聞く権利さえない。

そのひとつ上学年の、私が責任放棄した中3の未来を
知りたくて知りたくて、今どうしているのだろう、
どんなに思っても知ることもできない。知る権利もない。
Mちゃんのお兄ちゃんであるKくんに聞けばいいのかもしれない。
けれど、その権利はないような気がして、ずっと聞くことも、その話題に触れることもない。


ただただ、毎年訪れる天満宮で、その年の受験生の合格を祈りながらいつも最後に
皆が幸せでありますように、と祈ることしかできない。

冬に、Aくんと交わしたメールをきっかけに、
あれから半年ほどして、そういえば大学どうなったのだろうと思い立ち、ふと先日メールをしました。
志望大学には落ちて、とある私大の専門学部へ進んだとのことでした。
医学部ではありませんが、お世辞抜きに、「凄い」と言える、理系専門職を目指すための学部です。
本人は、納得の行かない大学だったようですが。

数通のメールをやり取りしましたが、ただそれだけ。会う約束をするわけでももちろんありません。
私が辞めた後、塾内で、変なうわさが流れたことも私は知っています。
それは、私が、Mちゃん(後に家庭教師をして、このブログでも書いている高3の生徒)の家に
勝手に押しかけた、というもの。
勿論正確には、Mちゃんとお母様からの電話を頂いてお邪魔したのです。

もし、ただ単に、何事もなく塾を辞めたのであれば、
もっと気楽な関係を築けたのかもしれない。けれども…。
悔しいです。

大学合格後に、
「先生に報告があるんだ」と電話をしてくれたというM。

「イケメンになってたよー」「やっぱり、中学生の時と同じまま、かわいいよー」「でも感慨深いよ」そんなT先生のメールが胸に刺さります。

自分にはどうやっても、叶えられない、夢。

元家庭教師先の生徒達と、食事に行けた時、
叶えられなかった夢を一つ叶えられたようで本当にうれしかった。


それでも、あの頃の生徒達と築いたような関係は
やはりどうしても築けないし、それは、私自身の変化であり成長であり
当然のことなのかもしれないのですが、やはり、あの頃の生徒達と
お酒を飲み交わせるような関係になれていたら、という思いはとめどなく…。

高校での生活を聞き、写真を見せてもらい、
大学での夢を知ることができる…つまりそれは生徒達のその後の成長を
知ることができる、ということで、それは、B塾時代に叶えられなかった夢。

事の是非はさておき。


ただただ。

ただただ。

羨ましくて悔しい。
涙が出るほどに。
本当はいつまでも見ていたかった。
初めて母性本能というものが自分にも備わっていることを教えてくれた…全身全霊を賭けて向き合ったた生徒達の未来にも関われるということ。



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エイミー

>tyuuriさん
ナイスありがとうございます。
by エイミー (2011-06-07 00:07) 

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