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今年の入試終了 [家庭教師]

今年は、担当している中3全員が私立推薦ということで、早々に、入試が終了しました。


Aちゃん 
S女子高校合格。同時に家庭教師も終了となりました。
本当は、入試合格=ゴールではないので、ゆるゆるとでも、3月まで続けてもらえるとよかったのですが、仕方ないですね。

さて、彼女は、「できない」生徒ではなかったのですが、「自分に甘い」部分があったことが、思うように成績が伸びなかった原因だと思います。
個人的には、親がもう少し、良い意味での干渉といいましょうか、関心を持つべきだったのではないかと思います。それが、自分への甘さを強制的に回避する手段ともなりえたのではないか、と。
ちなみに、彼女のお母様と会ったのは、一年弱の指導の中で3回ほどでした。
初回指導時に、指導前後の挨拶はいりません、と言われたため、本当にお会いする機会がなかったのですが、良い意味で保護者と密に連携していけることが家庭教師のよさでもあるのに…と思うケースでした。
私はしませんが(笑)保護者が出てこない=手を抜く 講師がいてもおかしくないですしね。
残念だったのは、最終指導時にもお会いできなかったこと。メールでご挨拶をしたのですが、返信もなく…色々な保護者がいらっしゃるなあとつくづく思います。


Eちゃん
N女子高校合格
この学校は、私立推薦の試験に筆記がなく、作文と面接のみという珍しい形式でした。
作文といっても、「近年、読書離れが指摘されています。あなたは読書のよさについてどのように考えますか。経験をふまえて、600字以内で書きなさい」というようなもの。
慣れていないと書きづらいので、指導をする予定だったのですが、私がインフルエンザで
倒れていたため、メールでの添削指導を行いました。

さて、彼女は、学校の通知表はオール3なのですが、実力は低いタイプ。
おとなしくて、まじめに見える女子に多い通知表パターンだなと感じます。
模試の成績などを見ると、実力はないに等しいのですが、学校の通知表がオール3のため、保護者は勘違いしやすい状況でした。

最終的に、お母様ご自身がN女子の学校説明会に何度も足を運ばれ、本人も学校に魅力を感じての、私立推薦となりましたが、正直、勘違いされたまま、公立一般、となっていたら厳しかっただろうと思います。
ギリギリの段階ではありましたが、お母様がEちゃんの実力を現実的にとらえてくださったことが、伝統校でもあるN女子合格とつながったように思います。
個人的には、N女子、好きな学校です。高校の難易度の割には、付属の大学は、栄養系などが評判で国家試験合格率や就職率も良い学校です。
最近では、付属中学の倍率も上がってきているようです。

入試終了後は、英語と数学の基礎から復習をしています。
数学は、改善点だらけですが、お母様にも「基本だけでもしっかり」という方針を理解していただけて、本人も積極的なので、せめて、計算くらいしっかりできるようにして、高校に送り出してあげたいと思っています。


Fくん 
S福祉専門学校合格
知的障碍ボーダーの彼。当初、検査を行った病院の先生から、
「高校進学にこだわらず、将来を考えた進路を」とのアドバイスを頂いており、私も
同様の考えでした。
普通科高校にこだわる保護者も多いのですが、普通科高校はそもそも、勉強をしに行くところ。中学の学習内容が理解できない生徒が普通科高校にこだわって、結局、中学の学習内容に毛が生えたような内容の高校の授業を受けて、全入状態の大学に進学しても、その先、絶対に困ります。

かつての男子生徒で、現在20歳過ぎですが、楽をして入れる私立高校に推薦で入学し、赤点をとっても、補習授業に出れば単位をもらえる高校を卒業して、書類審査のみの専門学校に進学したものの、中退してフリーターをしている子もいます。

そんな風になるくらいなら、なんとなく普通科高校、なんとなく専門や大学、ではなく、
勉強が苦手ならば、他に適性のあることを見つけて、早くからその適性を生かせるような進路を選ぶことが大事だと私は考えています。

最終的に、子どもが自立して生きられるようにすることが、親の役目だと思うので、
Fくんのご両親とは、そうした価値観を共有できてよかったと思っています。

入試に筆記はなく、書類審査と面接のみでしたが、問われたことに的確に答えるのが難しいFくんでしたので、授業時間内に面接指導を取り入れ、ご両親にも協力していただいて、
面接練習を繰り返しました。
その甲斐あって、直前の指導では、志望動機や自己PRなどもハキハキ答えられるようになり、当日も聞かれた、とのこと。

三年間、しっかりスキルを習得して、介護職への就職を果たしてもらえたらと思っています。

彼との授業も三月まであります。「できることをひとつでも増やす」を目標に頑張りたいと思います。


今年は、初の公立受験生ゼロ。
あの緊張感が少々恋しいですが、妊婦の私としては、余裕ができてよかった、と
いうことにします(笑)

何はともあれ、皆が希望の進路に決まってよかったです。














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