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残念な結果 [家庭教師]

Aちゃんの家庭教師。

試験前、数学をやり込みました。
私としては、試験に出そうな問題を網羅し、60点は取れるだろう、と踏んだのです。
本人のやる気も後半は上がっていました。

しかし、返却されたテストは40点でした。
勉強量が少なかった前回と変わらない点。
平均点は60点近くあります。

問題用紙を見ると。
ほとんどの問題が解いてあって、解き方もあっているんです。

で。

解答用紙を見ると、解いた問題の半分が不正解。

二次方程式の計算など、半分間違えています。


3の2乗が6とか、9+4が15とか、そういう途中式が山のようにあって、不正解。

計算間違いが多いのは普段からで、繰り返し注意していました。

「字を丁寧に、丁寧にって言うのはゆっくり書いて、Aちゃんの場合、どんどん書きすぎ、
次の行に進む前に、今の数字合ってるかな、って常に意識しながら進めて」

とか、

「途中式を省略しないで!」

とか、うるさいくらい言ってきたのですが、
正直、こうした間違いを減らすことの難しさは毎年感じています。

計算練習も、夏休みからかなりの量をこなしたのに。

本当に悔しい。

結果に繋げてあげられないと、せっかくのモチベーションが下がってしまう。
今回、チャンスだったのに。
悔しすぎます。


ミス、という点では
昨年度のHちゃんや、数年前のMちゃんも、程度の差はあれ同じでした。

大学生になったMちゃんに聞いたことがあります。

「なんであんなにbとd間違えるの?」
「わかんないんだよね。自分ではちゃんと、dogはdだって知ってるし、書いてるつもりなんだよね。
見直しもしてるし…。でも、高校の時、everydodyって書いて、あれ、○が向き合ってない、おかしいって気付いたけど。そうやって気付ける時もあるんだけど…」

本人は、高校での成績も文系2番ですし、中学の時も、英語は4に近い3で、書けない単語があるわけではありません。

たとえば、私が、英作文の問題に、dookと書いているのに気付き、
「ちょっと、本って単語書いてみてよ」というと、本人は、bookと書きます。ローマ字も勿論書けますし、発音もします。 

このプリントの中に間違いがひとつあるよ、と言って探させても、
見つけられない時もありました。

なぜ…。

ただ、私自身、計算ミスが多い方でした。
小学校の頃、私の算数の答案用紙を見て母には、
「く○んに行きなさい!」と言われたこともあります。
「全部合ってるのに計算ミスするから100点がとれないのよ」と。
く○んに行くと計算ができるようになったのか?結局、嫌がって行かなかったので、
わかりませんが…。


塾講師をしている時も、ホワイトボードに書いた計算があわなくて、何度見ても、間違いに気付けず、
しばし唖然としていたら、生徒に、
「2×3が5になってない?」と言われて赤面したことがあります。

私も、Mちゃん同様思います。
なぜ間違えたのかわからないし、見ても気付かない!と。

特に私の場合ですが、この「気付かない」のは数字のみに適用されます(笑)
漢字や英語は、書いていて、間違えた瞬間「おっと、間違えた」とか
漢字にありがちですが、「これ、絶対おかしい!でも正解なんだっけ」
と、少なくとも、間違っていることには自分で気づくのです。

なんで、数字だけ、2×3を5と書いて気付かないのか?

完全に理数系がわからなくなった高校以降はともかく、中学までは、文系が好きな理由は
英語や社会は裏切らない、と思っていたからです(笑)

数学は、いつも、予想した点より低いわ、せっかく解けたのに間違えているわ、
あげく、間違えるから、答に行きつかないなんでざらでした。

値段なのにマイナスになってしまったりして、あきらかに違うから、と、解き直せば直すほどおかしくなって
パニックになって時間切れ(泣)と。

どの場合も考え方はあっているパターンだったので、
答案が返ってくるたびに落ち込み、そのうち、テストも、
「時間足りるかな」と不安が生じて、緊張し、尚更、苦手意識が芽生えてしまいました。
そうして、
「解ける問題なのに解けない!」「頑張っても成果にならない」数学より、
頑張ったら頑張っただけ、点数になって戻ってくる英語や社会が好きになる、という悪循環。

う~~~ん。
悩ましいです。




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能力ではなく性格が問題 [家庭教師]

よく、
「うちの子は勉強の仕方がわからないみたいで」
「計算はできるんですけど、文章題になるとできなくて」
「机には向かっているんですけど、成績が伸びなくて」
「塾に行かせていたんですけど、効果がなくて」

と、保護者の方はおっしゃいます。

でも、思います。

悪いのは、勉強方法ではなくて、そして、大概の場合、塾でもなくて、
本人の性格です。ここで言う性格とは、勉強に直結する部分での性格ですが。

今年度特に思います。

Aちゃん。能力的には低くありません。理解力もあります。
けれども、「自分に甘い」甘すぎます。

繰り返されるドタキャンや変更。
家庭教師会社から保護者に連絡がいったものの、相変わらず、「お母さんに許可は得ました」とメールが来ます。多分嘘なので、「お母さんから連絡して」というと、前言撤回したりします。

お母様がお勤めで不在がちなこともあるのでしょうが、お母様は御在宅でも、
授業報告も不要、とのことで、ほとんど話す機会がありません。

偶然お母様に会えた時に、ドタキャンや変更について伺うと
「勝手にやっちゃうので、私も困っているんですー」

きっと、心底困ってはいないのだと思います。
もし、本気で、子どものその行為をやめてほしい、と親が願っているのならば、
子どもからは連絡させない、とか、何か方向転換ができるはずだからです。
正直、お母様がもう少し目を向けてくださるといいのですが。
もう中学生だからではなく、お母様が適度にサポートしてくださるご家庭はやはり強いのです。

内申をかなり上げないと志望校の推薦はつかない、というのに、試験前になっても
宿題がほとんどできていない。その言い訳が
「国語や社会の宿題も多くてできませんでした」

大体、言い訳が大嫌いな私。
そもそも、社会に出た時に、「他の仕事があったのでこれはできませんでした」なんて通用しません。

宿題とは、社会に出た時の予行練習、とも思っています。

ですから、こういう言い訳を聞くと、ばっさり切り返してしまいます。

「あなた、定期テスト国語と社会だけ受けるの?理科と数学は受けないの?それとも、理科と数学はできなくてもいいわけ?」


私が叱った翌日、彼女はきちんと宿題を仕上げてきました。

本来、きちんと宿題を仕上げることも、確認テストに受かる力もあるのです。
それを続けられていれば絶対に成績は上がる子なのです。
だからこそ、彼女自身の甘さが、悔しくてなりません。

たとえば。
試験前なのに、テレビも観ている、それを親も許している。
子どもに、自分に甘くするな、というのは難しいかもしれません。だからこそ、子どもが一定の状況に達するまでは親が、一定の管理をすべき、私はそう思います。
親が一定の管理をし、子どもを見ながら、少しずつ手を離していく、そのプロセスが必要なんじゃないか、と思うのです。


別家庭のEちゃん。
返ってきた模試の結果を見て愕然としました。
そもそも、オール3あるのは、授業態度の良さだったのでしょう。
保護者からは、指導前に、「成績は中位です」と言われていましたが、
これは中位とは言わない。

前回の模試の結果も、ひどいもので、夏休み最後に受けた模試の結果も
英語や数学は偏差値30台、英語にいたっては、夏休み前と比べて偏差値が落ちている、という
前代未聞の事態。
私が教えている理科と社会は上がっていて、社会のみ、平均を越えているという状態。

散々言ったはずです。
夏休み前に、夏休みの重要性を。
得意だという英語、過去形もまともに書けずに、得意だなどと言えるわけがありません。

私が全教科教えている場合、上がり幅に差はあれど、
夏休み最後の模試で、夏休み前より成績が上がるのは当然でした。
成績を上げるためにお金を頂いているわけですから、それは当たり前のことなのですが…。
前の塾では、夏休み前と成績が変わらない生徒が多くて、
「物事はとらえようですよ。維持できただけでも素晴らしいと思いませんか?」と言われ、成績が変わらなくて何が夏期講習かと憤慨したものですが、まさか、まさか、下がるとは!!

指導教科以外でも、様々な勉強法を教え、プリントにもし、その重要性も伝えてきました。
その度に、はい、というものの、口先だけ。
私が無理やりやらせる内容は、格好だけつけている。

結局、夏休み、かけたのはお金と無駄な時間だけだった、という、私が一番残念に思うパターン。
どんなに塾や家庭教師を増やしても、絶対に意味がないのです。

これもばっさり、「志望校を再考してください。」と。



そんな中、ひとり、頑張っているなと思うのが、発達障害のボーダーでもあるFくん。
彼とは、学校進度にはこだわらずに数学の復習を行っているのですが、とにかく、毎回、きちんきちんと宿題をしてくるのですね。
日割りで宿題を出すのですが、毎日丁寧にこなしてきます。

昨年は全く理解できなかった、( )外しも、スムーズにできるようになってきて、宿題でできなかったところも、
「これが、やっぱりよくわからないから、もっと問題出して」と言ってくるのです。

理解、という状態に導くのは難しいことも多く、丸暗記になってしまうこともあるのですが、
それでも、「できた」という経験をしてほしいので、
「忘れないように、今日中にもう一度このページをやっておくんだよー」というと、
本当に一生懸命、やっています。

本人の中でも、○が増えてきた、というのが自信とやる気につながるのか、
「ちょっとできるようになってきたよね」と、肯定的な言葉も増えてきました。

進路への意識も高く、積極的な姿勢が目立つようになりました。
年齢よりは幼いけれども、真面目で素直な性格が、完全にプラスに作用しています。

能力じゃない、つくづく思います。









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やっと [家庭教師]

Eちゃんのテスト、ようやく終わりました…。
長かった!!

夏休み、授業で行った問題から全く同じ問題のテストを繰り返すこと、何回かも忘れました。

「受かるまでやる」と言ったからには、絶対にやります。
夏休みが終わろうと関係ありません。

「テストはもうやらないけど、やり直しだけしておいてね」
そんな台詞で終わらせられたら、こっちも楽です。

でもね・・・高い授業料を頂いて解説したのです。
やり直しして貰って、何度もやらせたのです。
彼女自身、どれだけの時間を費やしたでしょう。
身につかないまま終わってしまったら、「ただの無駄な時間とお金」になってしまうのです。
時間かけたのに、お金もかけたのに、何にも身につかなかった。
そんな馬鹿なことはありません。

だから何が何でも、出来るまでやる。

結局、勉強なんて出来るまでやらなきゃ意味がない。それをしないから、成績が上がらない、ということ。 

とはいえ、彼女の場合、小学校の算数ができないことが致命傷。
中1,2の数学の計算もあやふやなところがあります。

「今ね、この理科の計算で苦労しているのは、小学校の小数の計算ができないこともあるよね。計算ができていれば、今習った公式の使い方だけで済むのに、小学校の計算ができていないから苦労が二倍になってる。全部同じだよ。今習った単元をその場その場できちんと消化する。つまり、毎回テストに受かるように、きちんと勉強してくる。出来ないことを増やせば増やすだけ、苦労が倍増していくよ。」

そんな話をしましたが。
夏休みのテストだって、毎回受かるように勉強してくれば、もっと楽だったはずなのです。


Aちゃんの授業。
メインは、二次関数ですが、二次方程式を忘れないよう、復習をはさみながら進めています。
二次方程式の文章題を何問かやらせたのですが、立式できるようになってきました。
(計算ミスが多いので、間違いは目立つのですが)

二次方程式の文章題は、学校のワークの問題を全て繰り返させて、テストをして、8割合格として合格しています。

その成果が出たと思われる出来でした。

本人も、「ちょっと、なんかできるじゃん。奇跡じゃない?」
奇跡ではないと思いますが(笑)


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ズキン [家庭教師]

小6Sくんの授業でのこと。

日誌のテストが相変わらず出来ていない。

やり直しをしたものも、一部。全部やった様子がない。

前回予告していましたから、きっちり叱りました。

正直、叱るのは苦手。
昔から、いつもいつも、叱る前には、頭の中で台詞を何度も繰り返して予行練習して、深呼吸して言わないと
逃げたくなる。

そのかわり、ひとつ叱ったらひとつ褒めています。
これは、B塾時代からずっと続けていること。
そして、家庭教師では、叱った後はすぐに休憩に入るようにしています。
休憩に入って、雰囲気を変えて、笑っておしゃべりをします。
叱るのも、怖い顔をするのも、「叱る原因」となった事例についてのみ。
そのほかでは一切引きずらないと決めています。

授業後に、再試が受からなかったこと、叱ったことも報告したのですが
本人に聞こえないところで、こそっとお母様がおっしゃいました。

「私が言っても、ふてくされるだけだったんですけれど、今回は、
そんな風だと、先生辞めちゃうかもしれないよ、って匂わせたんです。
そうしたら、ぱっと態度が変わって、勉強始めていました。意外なほどの効果でした。」

こんな先生辞めてほしい、と思われていない、というのは嬉しいこと。

けれども、その時、胸がズキンと痛みました。
ぎゅっと締め付けられるような、久々の痛み。

辞めたくなかった…。
最後まで見たかった。

「先生の授業なら受けてもいいよ」と言ってくれた生徒達の高校合格まで見届けたかった。
本当に本当に見届けたかった。
もし見届けることができていたら、どんなにか、幸せな瞬間だっただろう。
想像すらできないほどの幸せだったんだろうな。
本当に本当に大事にしていた生徒達だったのに。

あれはもう何年前なんだろう。
かなたの記憶なのに。


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八月終了!! [家庭教師]

今年も八月が終了!

最終日は、Aちゃんの家庭教師で、こちらは良い夏休みの終わり方となりました。

再試を行った数学のテストは、無事合格点。若干サービスしましたが。(単位の付け忘れ)
それでも、繰り返し解いてきたことがわかる出来だったので良しとします。

問題は、Eちゃんの方。
八月に複数校の学校見学にも行っていたので、最終的に志望校が決まったかを聞いたのです。

正直、私は、私立の推薦狙いになると思いこんでいました。

ところが、相変わらず、第一志望は国立、第二志望は公立だとお母様。

夏休みのはじめに、公立過去問を解かせて、現実は知らせたはず。
自分の学力で、公立受験に挑むためには相当の努力が必要だという現実を。
それでも、やらずに夏が終わったはず。
授業で実施したテキストの同じ問題のテストからですら受かる気がなかったのですから。

それでも、それらの学校を第一志望に据えるのですか?

正直、現実が見えていないとしか思えない。
夏休みやらずして、二学期に成績が上がるとでも?

思わず言ってしまいました。
現状では、「行きたい学校ではなく行ける学校に行くしかないです」と。
そして射程圏内にある学校名も。

さて、明日は小学生Rくんの、日誌のテスト。これも再再試。
小学生だからといって、甘く見ることはありません。
小学六年生、昨年までに比べて、内容は濃いと思います。
けれども、文字式や比と比の値など、中学でも必要な単元ばかり。
二学期は早速、速さの単元ですし。
むしろ、昨年までは中学で学んでいた内容が戻ってきていますから、
勉強が苦手な子にとっては、大変だとは思うのです。
けれどもだからこそ、ここで手を抜いたら、後がもっと大変になる。

頑張りどころですね。

家庭教師ネタとは全く無関係ですが、先日、知人の紹介で、塾業界を愛する方と会いました。
今は他業種の仕事に就いていらっしゃる方なのですが、塾業界へ戻りたいという希望を持っている方で、
話しているうちに、感覚が近いこと、共感する部分がとても多いことに気づかされました。

そして、自分自身、塾業界へ戻りたい、と切望していることにも気付かされました。

やっぱり不完全燃焼だったと思います。
もう一度、熱い!と思える日々を過ごして、燃え尽きたいなあ。

それにしても、良い出会いを頂けました。
こうして、様々な良縁が増えていくのも、この世界を愛しているからこそ。

もう一度どっぷりはまりたいです。
20代の頃とは生徒との距離が違うとしても、きっと別の形でも
まだやれる、いや、やりたい。
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初テストと大人になっていくこと [家庭教師]

Aちゃんの家庭教師。

「テストどうだった~」

「やばいやばい~~~~見たくない~~」

つぶやきながら出してくれたテスト、数学は40点台でした。

点数としては低いのですが、あの真っ白の状態から、たった3回の授業で
授業でやったのと同じ問題はほぼ得点できていたのですから、まだまだ伸びそうです。

「全然やばくないじゃん。あの突貫工事で、この辺の一緒にやった問題全部できてるじゃん。
お疲れ様。理科はやばいね(笑)まあ、やれてなかったもんね。次がんばろ」

数学は平方根へ。
やはり、中々のペースで進めていけます。

彼女の良いのは、「わかった」と「わからない」のリアクションがはっきりしていること。

慣れてきてくれたのか、会話も弾むようになってきて楽しいです。

さて、そのあと、今年、母校の大学へ進学した元生徒Mちゃんと食事に行きました。

四月になってから、新しい環境で、色々悩んでいたようで、
SOSの連絡ももらっていたのですが、私自身が、いっぱいいっぱいになっていることもあり
中々、こたえてあげられずにいました。
それでも、なんとか時間をとりたくて、今日実現したのですが。

今の大学生は、私のころとは違うのでしょうかね。
自身は、バイトと合コンしかした記憶のない大学時代ですが、小テストもあったり、レポート提出もあったり、と
良く頑張っている様子です。同じ大学とは思えない(笑)

私が高校入学時に感じた、内部進学者との壁は、彼女も感じたみたいでした。
「下からの子たちはすっごく明るくてすっごく楽しそう」

わかるわかる(笑)あの独特な感じ、ね。

「それよりもね、下から来た子たちはみんな明るくていい子って感じなんだけど、同じグループの子でね」

どちらかというと、考えすぎるところがあるMちゃんは、そういった面においては
私とよく似ているのかもしれません。

相手の考えていること、行動を読みすぎて、気を遣いすぎて、
不安になったり、気になりすぎてしまったり。

そういった面は、彼女を初めて知った小学生の頃から変わりませんが、
「私も~っていうところが、悪かったんじゃないかなと思う」と、相手の立場に立って
物事を推し量り、「~しないと解決しないってのはわかるんだけど、それをするのも勇気がいるんだよね」と、
当然と言えば当然なのですが、物の見方が大人になっていく様は、
成長を感じさせるもので、嬉しい様な寂しい様な複雑な気持ちになったりもします。

Mちゃんは、高校生活が本当に楽しかったようで、
「高校がほんとに楽しかったから…。大学、まだ馴染めない。高校の友達が、みんな
ほんといい子ばっかりで、今も色々聞いてもらって。大学不安。なんかすっごいアウェー感あるし。」

4年前。行きたくて行きたくて受かりたくてがんばった高校受験の先に、
こんな風に愛しく思える「母校」ができたことを、私はなんだか嬉しく思います。


それにしても、時代に差はあれど、そうした学生生活の中での悩みやトラブルは、似ているもので、
ちょっとしたアドバイスや感想を伝えながら、自分の大学生活を思い出しました。
気付けばその四年間で、親友を得られたことも、後に聞いたクラス内での人間関係のごたごたも、
懐かしい。

そして、校舎内の教室を指す単語や、大学生活でしか使わないような単語の数々も懐かしい!
あの四年間は、人生の中で多分、身分が保障された上で最も自由で最も濃密な時間でした。
もっと勉強すればよかった、とは思いますが、バイトに、デートに合コン、友人との食事やショッピング、深夜までのカラオケやドライブ、クラブ。
いつ家で夕食を食べていたの?と思うくらい、一日フルに活動していました。
大学だけは真面目に行っていたので、おかしな時間に帰宅しても、睡眠時間わずかで一限からの授業に出席していたものですが。
今ではそんな体力どこにもない!
その上、バイトしては国内、海外旅行、と
あんなによく遊んだ時間もまたなかったような。

あの時、クラブ通いにのめりこんでいた友人も、派手に遊んでいた子たちも、
今や落ち着き、良き父や母になっていたりして、歳月を感じさせられます。

だいぶ脱線してしまいましたが。

何にしても頑張り屋さんのMちゃん。
きっと充実した四年間を過ごせることと思います。

そして、自分が彼女のために少しでも力になれるのならば嬉しい。
どうか、Mちゃんの大学生活が充実した楽しいものになりますように。

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テスト前日に [家庭教師]

Eちゃんの家庭教師。

前回、理科のテスト範囲内容が全く身についていなかったため、
授業で行ったテキストの3度目のやり直しを指示していました。

今回、2年生の範囲が含まれており、テキストがないため、
コピープリントを渡していたのですが、再度、白紙のコピーを渡し、

まず、授業でやったコピープリントの説明部分を再暗記、理解した上で、
授業でやった問題のできなかったものを再度解き直し、「よし完璧!」と思えたら
テストのつもりで、白紙の方のプリントをやってこよう、と指示していたのですが。

テスト前日の今日の授業で、なんと彼女は宿題を全くやっていませんでした。

少々驚きました。
中3ですから。

さすがに、少々きついことを言いました。
「明日テストだよ?他の教科の勉強で一部やれていなかった、とかならまだしも、全くできていないって
、これで明日テストの点数が取れるはずがないよ。」

2枚ほどやってあったプリントも、指示通りのやり方ではなく、ただやっただけ、で
空欄だらけでした。

前回出来ていない問題が、やはりできていないこと、
それでは勉強の意味がないこと。
出来なかったものを出来るようにするためには、指示通りのやり方で、
出来ない問題を出来るようにする必要を説いたのですが、
彼女から、反抗的というか、投げやりなオーラを感じて、少々驚きました。

もともと、おとなしい子で、無言なのですが、なんというか、
「すみません」というオーラではないのですね。

中3、かつ、女の子だと、
「わかっているけれど、ついさぼった」「わかっているけれどできなかった」というパターンが多いため、
このオーラは意外でした。

やり直しの方法を、一緒に実践し、
残りのプリントも同様の方法でやるように指示して、授業を終えたのですが、
う~ん。難しいですね。

入試前のそれなりに勉強法も完成し、必死な中3を見た後の、1学期、こうしたギャップは毎年感じるのですが、彼女、どうだろう。本人は志望校もない様子で、少々心配です。


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新カテキョ [家庭教師]

新家庭教師決まりました。
前回、体験授業に伺ったお宅。
私は失敗と感じたのですが、契約して頂けました。

一年後、「先生に決めて良かったです」と言って貰えるように、頑張りたいと思います。

なんとまさかの高速通勤なのですが、前の彼氏が住んでいた場所に近く馴染みのある
地域ではあります。
彼と付き合っていたころには、高速がなく、下道で一時間かかったのですが、近くなりました。

生徒は、中3の女の子Eちゃん。
お母様も礼儀正しい感じの方で、生徒もおとなしく可愛らしい感じの雰囲気の良い子です。

成績は英語のみが4であとはオール3とのこと、この成績多いです本当に。
昨年度のHちゃんや、今大学生のMちゃんなども、当初、同様の成績でした。
オール3の生徒の多くが、「やり込み不足」だと感じます。

数年前のSちゃんや、Kくんも含め、オール3から上げて行った生徒にはとにかく
様々なパターンの問題をやり込んで貰いました。

多分、今回のEちゃんも同様のケースでしょう。
お母様いわく、学校でも「あと少しで4がつくんですけどね」と言われているとのこと。

中3一学期の内申、なんとしてでも上げたいと思います。

また他にもう一軒、会社を通して、案件依頼を頂いています。
こちらは、時給、場所共に条件がよかったため、受けました。
今年はどうやら、生徒4人中、3人が中3ということになりそうですが、
Fくんは、専門学校進学が予想されるため、実質、高校入試を闘うのは二人となりそうです。

今年も良き縁と結ばれますように。
そして、合格を頂けますように!!
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久々の更新 [家庭教師]

久々の更新です。

ネット環境は整ったものの、なぜか私のパソコンでつなげません。
windows7だから?連休明けに、業者さんを頼むことにします。

4月中旬までに、個人契約サイトから2件の問い合わせを頂きました。
1件は、指導対象を外れていたのでお断りしたのですが、
もう一件は、体験授業に行ってきました。

そのお宅、高速を使わないと行けない場所だったのですが、
丁寧なメールの文面に後押しされました。

が、多分、不採用ですね。

理由は、私の詰めの甘さかもしれません。

体験授業では理科か数学を希望、とのことで、
中3指導単元を準備していきました。

しかし、要望があったのは、中2の「確率」の単元でした。

迂闊でした。
ブランクのせいにしてはいけないのかもしれませんが、
学年末テスト後に、この単元があることを、完全にうっかりしていました。
とりあえず、教科書を用いて、問題をやってもらったのですが、
これでは…ですね。良い授業を出来た気は全くしませんでした。
失敗した、と自分でも感じました。

最近思うのですが、だいたい、初回授業をしたときに
「これはいける」かどうかわかります。
これは、授業の感覚や、生徒との相性だったり、お母様との話の弾み具合だったり、といろいろですが。


話変わって、先日、Mちゃんから、再び、「助けて~」の電話があったのですが
私自身が、いっぱいいっぱいになっていたため、上手く時間をあわせてあげられませんでした。

その時の彼女のメールが「忙しいところ、申し訳ないです」と。

小5から見てきた者からすると、「大人になったなあ」と感慨深ささえあります。

ちょっと、手を離れていくみたいで、さみしい気もしますが。

結局、3月にHちゃんの授業を終えてから、新たな生徒は担当していません。
引っ越しなどでバタバタしたため、新たな案件を入れていなかったのもあるのですが、
Hちゃんとの授業が楽しかったので、なんとなく、先へ進む意欲がわかない、というのも一因でした。
けれどもいい加減、新たな生徒を担当して、新たな一歩を踏み出す頃ですね。
新たな一年、がんばらねば。
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真面目であること [家庭教師]

美点だと思います。

Fくん。
理解することは難しいのですが、温和で真面目な子です。
今回の試験では、その彼の良さが試験結果に表れたなと感じました。
数学も0点ではありませんでしたし、暗記教科については、4割程度得点出来ている教科もありました。

学校のプリントをこうやって答を隠して、何度も覚えるんだよ
間違えたのはバツをつけて、全部マルになるまで繰り返すんだよ

と、前回のテスト前に一緒にやったのですが

今回は、お母様の手を借りずに、一人で、
何度も学校のプリントをやっていた、とのこと。

その成果が表れたと思います。

今までに教えた生徒の中には、能力的には決して低くないにもかかわらず
自分に甘くなってしまい、「やれない」のではなく「やらない」生徒達が多数いました。

やればできるのに、やらない、
自分の能力を活かすことを自ら放棄している生徒達、
もったいない、とつくづく思いました。


さて、一方のHちゃん。
私立の一般受験校を話し合う学校の面談が近づいており
今日は授業後にお母様、Hちゃんと3人で話をしました。

この地域では私立を最大3校受けられます。

当初、Hちゃんは1日目に滑り止めのE高校、2日目に受かるであろうI高校、3日目にチャレンジでT高校
と言っていたのですが

E高校受験はやめるとのこと、更に、2日目のI高校を、I高校か同系列のTK高校で迷いだしていました。

Iは私の住む地区からも受験者が多く、卒業生も多い学校ですが、TKは少々離れた位置にあるため
卒業生を知りません。
お母様としては、私立に行かせることになった時には、付属大学への進学か、指定校推薦での進学を希望されています。

I高校については、卒業生から得た指定校推薦の一覧データを示せたのですが、TK高校については
資料がありませんでした。
家庭教師会社の社員さんいわく、「TK高校はそのまま付属大学へ進学する生徒が多い」とのこと。
もしそれが確かならば、正直、全入状態の付属大学への進学者が多いTKよりも
指定校推薦で外部へ行く生徒が多いというIの方が良いように思いました。

しかし、本人は、Iの部活の雰囲気があまり好きではないのだとか。

良くあるやり取りですが、本人は、「部活」が高校選択の大きなウエイトを占め
御両親は「高校のレベル」や「進学実績」が気になる…と。

結局、一日目にO高校を受験、2日目にIかTK、3日目に、御馴染のS高校を滑り止めで、と
話がまとまりました。

試験が壊滅的で、良い点数だったのは数学だけだったHちゃん。

とりあえず、終わったことは仕方ない、と、12月末にある模試での目標偏差値を越えるための
勉強を自主的に始めました。

そろそろエンジンがかかるかな!?

そして。
12月になりました。既に日にちは変わっていますが、明日はあの日と同じ雨の一日になりそうです。
5周年を迎えます。

そして、私の母校の大学を受けたMちゃんの合格通知が来る日でもあります。


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