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Aちゃんとのランチ [Aちゃん(家庭教師:数学2から4 08満了]

日曜日。娘を夫に預けて、四年ぶりのAちゃんとのランチ。

場所を約束した時に、こんなメールをもらいました。
「先生、車ですよね?私も車で行くので、現地で会いましょう」

なんだかとても不思議な気持ちになりました。
22歳。免許を持っていて車に乗っているのは当たり前なのですが、私の中の彼女は中学生だったので(笑)高校卒業時に会ってから四年ぶりです。

五分ほど前にお店に着き、どきどきしながら彼女を待ちました。
ほどなく、入り口に姿を現したのは、「女の子」ではなく「女性」でした。


スレンダーで綺麗な女性が近づいて、「こんにちは、お久しぶりです」と挨拶をしてくれた時、
なんだかすごく、自分が年老いた気がしました(笑)
いやー、30代半ばの自分はおばさんだなと(笑)

三時間程だったでしょうか。四年ぶりとは思えないくらい、話に花が咲いて、とても楽しい時間でした。

高校卒業後、ある大学に推薦で進学した彼女ですが、二年生の時の年賀状で、中退しました、との報告を受けていました。
それからしばらく会社員をして、その後はフリーターとのこと。

「大学なんで辞めたの?」
「単位が取れなくて。追試受けても単位とれなくて。全然単位取れなくて卒業できる気がしなくて」

知りませんでしたが。彼女が進学した大学は、広告等でよく、就職率の良さを宣伝しています。
ただ、大学自体は難易度の高いところではありません。
つまり、入学してから鍛えて卒業、就職をさせるということのようでした。

それを知らずに入ってしまうと辛いことになるのだと思います。
四年前、高校卒業時に、大学に進学するという報告をしてくれた時、彼女は言っていました。
「まだ遊びたいから大学に行く」と。

彼女の中での大学のイメージは、ゆる~い、遊んでいても単位が取れる、そんなイメージだったと思います。
今の大学が一般的にどのようなものかわかりませんが、付属高校から、エスカレーターで進学した文系の女子大で四年間を過ごした私は、まさしく、そんな大学生活で、一部厳しい教科はあったものの、普通に講義を聞いて試験を受けていれば単位は取れましたし、まだまだアナログだった時代、出席カードを友達の分も書いたり、代返したり、バーゲンに行くために、出席だけ取って、授業を抜け出したりしていました(笑)

だから、私には、「遊びたいから大学に行く」という考えを否定できるような資格は全くないのですが。
ただ、それでも、「中退」してしまったのは、残念だとは思いました。
彼女の出身高校では、試験に落ちたら補習などで通してくれていたので、追試を受けても合格点にならないと単位をもらえない、というのは相当に厳しく感じたのだと思います。

しかし、きっとこれからは、日本の大学も厳しくなっていくのでしょうね。

そして、やはり、「目的を持つ」ことは、四年間をやり遂げる強さになると思います。

ただ、現在の彼女は、大学中退し、フリーターですが、私の目から見たら、とっても成長して、素敵な女性になっていました。

きちんとした挨拶。
雰囲気には、あの頃のような無気力さも自信のなさもなく、結婚を考えている彼氏がいて、習い事をしたりして、日々を活き活きと楽しんでいる様が伝わってきました。

「高校行かない」と言っていた彼女が、うつむいていた子が、こんなにも、毎日を楽しんで、
不安感が強く、新たな世界への戸惑いも大きかった子が、様々な仕事を経験して、明るく元気に生活していること。

「結婚決まったらお祝いしたいから教えてね」
彼女からは、「お母さんも会いたがっていたから今度は家にもきてください」
そんな言葉をもらい、再会を約束して別れましたが。

楽しい時間でした。すごく楽しかった。

教え子とこうして長く繋がれていることは、本当にありがたいことです。
大切にしたい絆です。

それにしても。
22歳は輝いていました。子育てを理由に、どんどんダサくなっている気がする私。
昔は「化粧が濃すぎる!」と私に文句を言っていた実家の母は最近、「化粧が薄すぎる!」と言います…。
なんとかしなくては…。




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