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教え子の結婚 [Aちゃん(家庭教師:数学2から4 08満了]

GWですね。
今年は沖縄で過ごしました。娘は初めての海とプールを楽しみ、帰ってからも、プール、プカプカ、と喜んでいます(笑)

旅行中に今年23歳になるAちゃんから、結婚します、そして妊娠しました、とのLINE。
彼はお隣の国の男性で、国際結婚。

結婚する予定、とは聞いていましたが、いざ報告を受けると感慨深いものがあります。

中学の時は、無気力で、いろんなことが不安だった彼女が、国際結婚というハードルも越えて、そして、私と同じ、母、になるのですね。
ママ友になってしまいますね(笑)

若いママ、羨ましいです。私は30代前半で出産しており、第2子を、と思うと確実に高齢出産になってしまいます。リスクを考えると、どうしても不安が生じますし、子育てに欠かせない体力もない!

さて。話は変わり、現在担当中の生徒。
ご両親にもサポート頂いて、宿題に地道に取り組んでもらっています。

考える、という習慣がないため、特に英語で苦労しています。
主語に線、動詞に波線引いて!この文は一般動詞の文?be動詞の文?と聞くと、その場の思い付きで、答えます。一般動詞かbe動詞かはどうやって見分けるんだった?と、細かく指示していかないと、導けない。

脳内で筋道をたて順番に考えていく、という習慣をつけていく
ことが、目下の課題です。

それでも、ご両親は、thatも読めなかった子が教科書をすらすら読めるようになってきた!と、喜んで
くださいました。二週間後に迫る中間テストで、まずはしっかり成果を出します!


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新しい家庭教師先と元生徒の話 [家庭教師]

新しく担当した中二の女の子の、家庭教師先での授業を始めて数回。

一年生の時の通知表を見せて貰った際、担任の先生のコメント?の書かれている欄が気になりました。
学習についてよりも、友人トラブルについて書かれていたからです。

余計なひと言がトラブルを招いた、というような内容だったでしょうか。

この欄、どちらかというと、良いことを書く欄なのだと思っていたため驚いたのですが
本人の話を聞いていても、友人トラブルを起こしやすい様子。

生徒達を見ていると、この子は友達が多いだろうな、とか、この子は誤解を招きやすいだろうな、など
客観的に見られるためか、感じることがあります。

新たな家庭教師先の生徒は、おしゃべりは好きで、色々と話してくれるのですが
確かに、言葉の使い方がうまくないのですよね…。

こうしたコミュニケーション能力はどのようにして育つのでしょうね。


さて。話が飛びますが。
先日、家庭教師をしている頃から、自宅学習用に利用して貰っていた塾用教材を持参して、以前家庭教師をしていたFくん&S君宅を訪れる機会がありました。

Fくんは、知的障碍のボーダーライン上にいて、中学時代は、いじめにもあい、苦しいことも多かったのではないかと思います。

そんな彼は、いわゆる普通の高校ではなく、無試験で進学できる、高卒資格も取れ、専門職を目指す専門学校へ進学しました。

その学校の校風がぴたりとはまったのでしょう。
成績も上位、更に、現在は別れてしまったようですが、彼女がいたこともあった様子、今も、資格取得に、スポーツにボランティアにと精力的に活動している様子がうかがえました。
今年度の卒業式では在校生代表の一人として送辞も読んだようです。

そうして、現在学んでいる分野の専門資格を取るため、上位の成績を活かして指定校推薦で短大への進学も考えているようです。


「ただ単に高校へいくことではなく、社会に出て自立できることを目的として進学を」と悩み、決断した結果は、間違いではなかった、良かった、と心から思いました。

お母様から言われました。
「先生は神様だと私は思っています。Sとは、売り言葉に買い言葉みたいな感じで終わっちゃって…なんかすごく心残りで。私は、今でも先生にお世話になりたいけれど、でも、今のSではまだ先生に教わる段階ではないんですけど、それでも、もし本人がその気になったら単発でお願いしたり、ということは可能ですか?」

とてもうれしい言葉でした。F君の弟であるSくんの指導は、途中で辞めてしまいました。
彼の指導に反省点がなかったと言ったら嘘になります。
ただ、限界を感じていたのも事実ですし、あの時辞めたのはそれはそれで間違いではなかったのだと思います。それでも、こんな中途半端な私に、こんなに言って頂けて、本当に有り難い限りです。

子育てをしていると、なんだかとても小さな世界で生きているようで、社会の中での存在価値を感じるのは難しい面もあるのですが、自分が社会の中で誰かの役に立てるのかもしれない、と思えるのは非常に嬉しいことです。





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再会 [Hちゃん(家庭教師)]

再会を楽しみに…とこの場所に記した、最後の日から三年の月日が流れました。
私にとっては結婚、出産と、激動の三年を経て。
Hちゃんに再会しました。

彼女の住む市には、日常生活で訪れることもほとんどなく、三年ぶりの道。
懐かしすぎました。

時間つぶしをしていたコンビニ、時折、買い物に立ちよっていたスーパー、
気分転換をしたい時に立ち寄っていたスタバのドライブスルー。
二年間の間日常だった景色を懐かしく眺めながらのドライブ。

あたたかな春の風は、三年前、最後の挨拶に訪れた時と同じ匂いがしました。

今年大学受験だった彼女、「キープはしてあるのですが、納得いかないので、後期まで頑張ります」と連絡があり、その後、「第三志望になっちゃいました。○○大学の経済学部です。」と報告がありました。

久々に止めた家の前、メールをすると、変わらないお母様と綺麗になったHちゃんが出てきました。
立ち話をして、帰りにまた立ち寄る約束をし、ふたりで近くのカフェへ。
数時間あっという間でした。 

彼女が進学したN高校は、自由な校風が人気の高校。入口はそれなりの内申を必要とするのですが
自由ゆえに、「大学進学率は悪い」のだそうで、先日会ったN高近隣に住むSちゃんいわく「N高は入る時頭いいのに出る時馬鹿になってる(笑)」のだそうです(笑)
Hちゃんは、この地区で最難関の私立大学を第一志望としていたそうです。
しかし、ぎりぎり受かるはずだった第一志望はあえなく玉砕。確実に受かるつもりでいた第二志望もまさかの不合格だったそうです。
センター失敗して、気持ちが落ちていたところで、インフルエンザを拾ってしまった。
そこから、一週間勉強できなくて、それでも、必死で机に向かおうとしてみたけど、なんにも頭に入らないだけじゃなくて、なんかそこから、どんどん知識が抜けて行ってしまって立て直せなかった。

お母さんいわく、「メンタルの弱さが出たのよね。高校受験の時、手が痙攣したじゃないですか。あれと同じで、あのころよりは強くなったけれど、でもまだまだだったね。でもきっと決まった大学が一番いいのよ、大学生活楽しんで、次は、就活の時に、この経験を活かせたらいいね。」と。
相変わらず、Hちゃんのお母さんは素敵でした。


ただ、彼女は言っていました。高2から通い始めた予備校のおかげで、第一志望の大学を受けられるまでに成績も伸びたし頑張れた、と。
通っていた予備校では、自分の通っていた高校が一番レベルが低かった。東大、京大という名だたる大学志望者もいる中で、刺激を受けられたのがよかった、と。

その中で恋をし、好きな人を見つけ、そして勉強にも励んできたHちゃん。

高校生活は「最高に楽しかった」のだそうです。
たくさんの友達に囲まれ、にぎやかに、高校生活を謳歌した様子が数時間の会話の中でいきいきと伝わってきました。この春休みも、家にいる暇がないほど、多くの友人たちとの予定が詰まっているそう。

こだわって決めた部活動も「結局、県大会まで出られました。途中からは他に興味がうつって部活に気持ちが入らなくなったこともあったけど、続けて良かったです。」と。

目の前の成績アップや高校合格も確かにひとつの目標でああり喜びです。

けれど、やはりそれ以上に、泣いて悩んで頑張りぬいて選びとった学校での生活が
「最高に楽しかった」と、そんな報告を聞けると、嬉しくてたまらないですね。
本当に嬉しい。
人生の貴重な三年間の楽しい思い出を作るための一端を担えたのなら、こんなに幸せなことはありません。

成績を上げることで、可能性がひろがり、成績が上がることで自信がつき、気持ちも雰囲気も変わっていく、そうしてその積み重ねが、未来を変えていく。
私の仕事の最終目標は、学習というものを通して、「生徒の可能性を拡げ、それぞれが自立して幸せに生きられるようにすること」だと思っています。
元生徒達が、それぞれの道で、きらきらと輝きながら生きている様を見られるのは幸せです。
そして、中学の数年間、一緒に過ごしただけの私のことを覚えていてくれて、会いたいと思ってくれることも
本当に有り難いこと。幸せだなと思います。

Hちゃんにせよ、他の元生徒達にせよ、中3での私の授業は、厳しいときもあったと思います。
多分、私の知らないところで、泣くことも、こんなにやらなきゃいけないの?と思うこともあったと思います。それでも、最後まで信じてついてきてくれて、ありがとう。そして、今に続く縁をありがとう。

そういえば、久々にお邪魔したご家庭で「わあ、懐かしい」と声を上げた私にお母さんが笑っておっしゃいました。
「三年前はこの場所で、先生と三人で、志望校どうしようかああでもないこうでもないって、話してましたよね。懐かしい」

本当に…あれから三年。


さて。嬉しく帰宅し、そして翌日は家庭教師。 
「その字はOKできないなあ。書き直してね♪」
「書いてきました、じゃ意味ないよ」
本気で勉強していると、テキストはこんな風になります、見てください、保護者と生徒の前で毎年開く、私がお手本にしているテキストは7年前のSちゃんのもの。
彼女が残した多数のチェックや書き込みを今やお手本として広げている私です。


Hちゃんに分けてもらったパワーも、今の生徒たちへの授業へと向けて、
今の生徒達がまた、それぞれの道で可能性を拡げ、たくさんの喜びやキラキラを手に出来る未来へ向かえるように、しっかりサポートしていきたいと思います。



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年度末 [家庭教師]

三月も半ば。
私の住む地域では今週が公立入試でした。
ここ二年、公立入試にはノータッチなのですが、出かけた際にすれ違う受験帰りであろう見知らぬ中学生を見るとエールを送りたくなる数日でした。

さて、現在担当しているSちゃんの授業も残り4回となりました。

be動詞と一般動詞の使い分けもできなかったところから、それなりに形になってきました。
一年くらいあったら絶対に内申点を上げてあげられたのに、と思う生徒でした。
何かほかにやることがあると宿題をやらない癖は今もあり、それが高校入学後の心配点です。

そして月曜日からは、数ヶ月待って下さった御家庭での新規指導も始まります。
新中2。昔飽きるほど毎日やった学年。懐かしい。

一つの終わりは一つの始まり。
また新たな気持ちで頑張りたいと思います。






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Sちゃんとのランチ [Sちゃん(家庭教師:努力の軌跡 08満了]

私にとって忘れられない生徒の一人であるSちゃん。
正直に言えば、「こんな生徒を教えたい!」の理想形です。
そして、我が娘もこんな風になってくれたら、と思います。

努力が出来ること、負けん気が強いこと、

これは、今も仲良くしている元生徒Mちゃんにも共通する特長だと思います。

さて、今年の年賀状には、Sちゃんから、春から社会人です。東京に行きます、その前にお会いしたいです、と連絡先が記載されていました。

そして、先日、ランチをしてきました。

待ち合わせした駅近くのイタリアン、少し遅れて入ると、黒髪に個性的なメイク、
中学生の時の面影を残した彼女が笑って会釈してくれました。

高校から専門科に在籍し、大学でもその専門を学んでいるSちゃんですが
大学二年時の実習で、「合わない」と気付いたそうです。
そして、「どうしよう、何をしよう」と思った時、やってみたい、と思ったのがアパレルの販売員。
好きなブランドの店舗に立ってみたいと。

そうしてそれから二年、その好きなブランドの会社の正社員になる道を選んだとのこと。
「国家試験も受けません。というか、学内の足切りにあっちゃって受けられない。親には申し訳ないけど、でも、やりたいと思うことが見つかったから、それでいいかなって、言い訳かもしれないですけど」

「初めての一人暮らし、しかも東京。すっごく不安ですけど…」
そう語りつつも、きらきら輝いて見えたSちゃん。
「配属される可能性のあるお店、代官山にもあって。」
「やーかっこいい!」

私たちが住むこの都市は、田舎ではありませんが、東京にはかなうはずもなく。
彼女の若さとエネルギーと東京という街。すべてかけ合わせたらなんだか無限の可能性ときらきらを秘めている気がします。

「今、部屋の整理してるんですけど、中学の時の家庭教師のプリントやノートの山、私の努力の塊だっていう気がして、捨てられません。」

家庭教師、とその四文字を言葉にすると、いつも真っ先に浮かんでくるのは、
真夏の暑い盛り、冷房が効いたSちゃんの家の、お父様の書斎でしていた授業と、途中でお母様が差し入れてくださる赤銅色の冷たいグラスのアイスティーの味。
真冬、入試も迫った季節。あたたかいSちゃんの部屋のファンヒーターのエラー音と、あたたかいカフェオレと過去問対策の授業。

私にとっても、家庭教師初年度で、必死になってやった入試対策でした。
あの頃は、B塾を辞めて間もない時期で、苦い思い出と、苦しい胸の内から逃れたくて必死で、
けれどもすごく過去にとらわれていたと思います。

けれど、今になって、あの頃の「今」が懐かしい「過去」になっていることに気づき
それが「思い出したい過去」「思い出しても苦しくない過去」であることが嬉しいです。
そして、そういう、後悔のない過去を生み出せるのは、今、現在を、後悔なく過ごすことなのですよね。

そしてあの年の生徒達と今も繋がれていることに感謝。
Sちゃんの新しい道がどうか、素敵なものでありますように。


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Aちゃんとのランチ [Aちゃん(家庭教師:数学2から4 08満了]

日曜日。娘を夫に預けて、四年ぶりのAちゃんとのランチ。

場所を約束した時に、こんなメールをもらいました。
「先生、車ですよね?私も車で行くので、現地で会いましょう」

なんだかとても不思議な気持ちになりました。
22歳。免許を持っていて車に乗っているのは当たり前なのですが、私の中の彼女は中学生だったので(笑)高校卒業時に会ってから四年ぶりです。

五分ほど前にお店に着き、どきどきしながら彼女を待ちました。
ほどなく、入り口に姿を現したのは、「女の子」ではなく「女性」でした。


スレンダーで綺麗な女性が近づいて、「こんにちは、お久しぶりです」と挨拶をしてくれた時、
なんだかすごく、自分が年老いた気がしました(笑)
いやー、30代半ばの自分はおばさんだなと(笑)

三時間程だったでしょうか。四年ぶりとは思えないくらい、話に花が咲いて、とても楽しい時間でした。

高校卒業後、ある大学に推薦で進学した彼女ですが、二年生の時の年賀状で、中退しました、との報告を受けていました。
それからしばらく会社員をして、その後はフリーターとのこと。

「大学なんで辞めたの?」
「単位が取れなくて。追試受けても単位とれなくて。全然単位取れなくて卒業できる気がしなくて」

知りませんでしたが。彼女が進学した大学は、広告等でよく、就職率の良さを宣伝しています。
ただ、大学自体は難易度の高いところではありません。
つまり、入学してから鍛えて卒業、就職をさせるということのようでした。

それを知らずに入ってしまうと辛いことになるのだと思います。
四年前、高校卒業時に、大学に進学するという報告をしてくれた時、彼女は言っていました。
「まだ遊びたいから大学に行く」と。

彼女の中での大学のイメージは、ゆる~い、遊んでいても単位が取れる、そんなイメージだったと思います。
今の大学が一般的にどのようなものかわかりませんが、付属高校から、エスカレーターで進学した文系の女子大で四年間を過ごした私は、まさしく、そんな大学生活で、一部厳しい教科はあったものの、普通に講義を聞いて試験を受けていれば単位は取れましたし、まだまだアナログだった時代、出席カードを友達の分も書いたり、代返したり、バーゲンに行くために、出席だけ取って、授業を抜け出したりしていました(笑)

だから、私には、「遊びたいから大学に行く」という考えを否定できるような資格は全くないのですが。
ただ、それでも、「中退」してしまったのは、残念だとは思いました。
彼女の出身高校では、試験に落ちたら補習などで通してくれていたので、追試を受けても合格点にならないと単位をもらえない、というのは相当に厳しく感じたのだと思います。

しかし、きっとこれからは、日本の大学も厳しくなっていくのでしょうね。

そして、やはり、「目的を持つ」ことは、四年間をやり遂げる強さになると思います。

ただ、現在の彼女は、大学中退し、フリーターですが、私の目から見たら、とっても成長して、素敵な女性になっていました。

きちんとした挨拶。
雰囲気には、あの頃のような無気力さも自信のなさもなく、結婚を考えている彼氏がいて、習い事をしたりして、日々を活き活きと楽しんでいる様が伝わってきました。

「高校行かない」と言っていた彼女が、うつむいていた子が、こんなにも、毎日を楽しんで、
不安感が強く、新たな世界への戸惑いも大きかった子が、様々な仕事を経験して、明るく元気に生活していること。

「結婚決まったらお祝いしたいから教えてね」
彼女からは、「お母さんも会いたがっていたから今度は家にもきてください」
そんな言葉をもらい、再会を約束して別れましたが。

楽しい時間でした。すごく楽しかった。

教え子とこうして長く繋がれていることは、本当にありがたいことです。
大切にしたい絆です。

それにしても。
22歳は輝いていました。子育てを理由に、どんどんダサくなっている気がする私。
昔は「化粧が濃すぎる!」と私に文句を言っていた実家の母は最近、「化粧が薄すぎる!」と言います…。
なんとかしなくては…。




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合格 [家庭教師]

私立推薦入試合格発表。
無事、ミッション系のS高校に、合格を頂けました。

今回は、私自身がトラブル続きで大変でした。
一月半ば。元生徒達に会うのを楽しみにしていたら、運悪く、娘が気管支炎になり。
更に、実家の母も年末から体調を崩し続けていて、入試前にもかかわらず、夫が在宅する土日へと授業日変更を繰り返しました。
御家庭には本当に迷惑をかけてしまったと思います。

冬休み、一通りやり、繰り返させた総復習教材。
一月後半には、それなりに知識が入ってきたのを感じました。

不定詞が何かも分からなかった子が、基本問題は解けるようになり
ルート計算が一切出来なかった子が、まだまだ間違えるけれども、それでも、ある程度できるようになって。

しかし。
学年末試験後にはお母様から、あんなにやって頂いたのに点数が上がらなかった、とメールを頂きました。

学年末試験は、どの学校も、公立入試を意識して、それなりのレベルの問題が出題されます。
彼女の学校の試験問題も、見てみると、公立入試そっくりの出題方法、そして、数字や細部は変えてあるのでしょうが、過去問で見たような問題の羅列。
この問題で彼女に点数アップを期待するのは酷です。
しかし、じっくり見てみると、冬休み前には知らなかったcan=be able toへの書き換えが出来ていたり、式の展開も怪しく、ルート計算一切出来なかった子が、正しく式を展開して、有理化をして、正しい方法で計算を進めている。ただし、なぜか最後で整数の12を2ルート3と直して計算してしまい、×。

点数にはならなくとも、進歩している様子が見られ、テスト問題を見せながらお母様にお話をしました。
「Sちゃん、頑張ったと思いますよ。冬休みの成果は、出てます。ただ、テストの方が高度だったので、公立入試を視野に入れた勉強まではできていなかったので、点数としては出ませんでしたが」
おとなしい、あまり表情を変えない生徒が、微笑んでいたのが印象的でした。

お母様にそこを把握して頂くのは難しいことです。
それを把握して、しっかりと評価してあげることも、私の仕事の一つだと思っています。


そして、推薦入試を控えた前回授業で、お母様から、このまま週2で三月まで継続して欲しいとのお申し出を頂きました。高校入学後が不安なので、と。有り難いお申し出でした。

その反面、以前に面談をして、待ってくださっている御家庭から、ご連絡を頂き、まだ無理だと連絡をしなければいけないのは心苦しかったのですが…。

明日は、延期になっていた元生徒Aちゃんとランチです。
楽しみです!22歳。綺麗になっていることでしょう


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新年初

新年初更新です。
夫が新年会で職場付近で泊まるとのこと、私は実家に戻ってきて、久々にパソコンを開けました。

みなさま、今年もよろしくお願い致します。

現在指導中の中3生も入試まであと二週間と少し。
合格がほぼ決定している私立推薦入試とはいえ、ゴールはそこではありませんし、やれることをきっちりやっていきたいと思います。

久しぶりに英語を指導し、特に総復習ということで中一の最初から中三の最後の単元の文法までを通してやり、私自身にとっても良い復習となりました。
やはり、今まで継続的にやっている時であれば、ここでこの説明をはさむ、というような、自分なりの順序ができていたのですが、うっかり飛ばしたりして、後から説明を加えたり、となってしまい、生徒はそれを知らないとはいえ、しまった、申し訳ないことをした、と思うことが時々ありました。
継続は力なり、ですね。。。

今年も元生徒達から年賀状を頂きました。
その中で、家庭教師初年度に教えた、Sちゃん、Aちゃんと、約四年ぶりに再会予定です。
昨年も、「会いたいです」と書いていてくれたAちゃん。私も会いたかったのですが、育児で余裕がなくそのままになっていました。
今年の賀状にも「ぜひ会いたいです」と書いてくれていたので、メールをし、会う約束をしました。

もう一人、私の中に大きく記憶に残る、今までの生徒達の中で最高の努力家、初年度のSちゃん。
彼女の賀状には、「就職で東京へ行きます。その前に会いたいです」と、連絡先が記載されていました。
地元志向の強いこの土地で、女の子が東京へ就職で行くというのはあまり多くありません。
けれども、大学進学時にも、当初は他地方への進学を希望し、親に止められたという彼女らしい選択のような気がします。大学四年生。どんな女性になっているのでしょうか。久しぶりの再会が楽しみです。

彼女達に出会った年度。あの年度は、私にとっては暗黒の年度でした。
彼女達に出会ったのは年明けですが、その少し前。年が変わる前の十二月。
何よりも守りたかった生徒達を、守れず、途中で塾を辞め。その少し前には、教室長になる決断をするがために、遠方の彼氏のプロポーズを断って、別れていた年。
全てを失った、と思った年でした。

でも。あれから、長い時が過ぎ、私には大事な家族がいて、そして、家庭教師という場で出会えた大切な生徒達がいます。彼女達が、長い時を経ても、私のことを覚えていてくれて、会いたいと思ってくれることを、本当に嬉しく思います。

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勉強の仕方

前回書いた、新案件の面接をしてみて思いました。

私たちが当然だと思っている、当たり前の勉強法を知らない親子が非常に多い。

例えば。。。
英単語をひたすらノートに書いている
ワークは、丁寧に書いて赤ペンで間違いを書き込んでいる
数学のワーク。間違えたものはバツをつけて、赤で正しい答を書き込んである

そもそも、この、間違えた問題は赤で直しましょう

という指導はどこでされているのでしょう?小学校?

私は、「間違えた問題はバツをつけておいて、解き直しましょう」と指導しています。
というか、それが当たり前だと思うのですが。

次々と市販のワークを買い与え、最初の数ページ、それもできる問題だけ手をつけたものがいっぱい。

演習問題をこなす必要がある教科はともかく、社会など、私は、中学時代、
学校の教科書とプリント以外やった記憶がありません。それで、90点を切った記憶もありません。
教科書と資料集を隅々まで覚え、プリントを何十回と繰り返し、覚えきってしまえば、市販のワーク等必要ありませんでした。

話がそれましたが。
新案件は。。。お父様が面接にいらっしゃり、非常に感じの良い方だったのですが
成績の方は壊滅的でした。何よりも、女の子なのですが、非常に文字が乱雑。面接の最中も、お父様が何か話すとそれに対して、反抗的?投げやりな言葉を発するのが気にかかりました。

なんでも、通っていた塾に通い放題コースというのがあり、月曜から金曜まで毎日通わせていたが、成績は上がらなかった、とのことでした。
この塾、DVDで講義をします。細かいシステムはわかりませんが、毎日ぎっちり担当講師が必要事項を指導して、正しい方法で勉強習慣をつけさせていたわけではなく、そのほとんどは、映像にお任せしていたのではないかと推測しています。
塾に行くだけでは成績は上がらない、という典型的な例の見本のようですね。

さて、お父様からは、スケジュールが空くのを待ちます、とおっしゃって頂き、非常に有り難く思います。どうしようかな…と迷っています。
助けを必要とする人の力になりたい。ただ、お父様からは強い気持ちを感じたのですが、本人からはあまり感じない…。

まだしばらく、時間があるので迷おうと思います。

そして、現在家庭教師をしているSちゃんは、最近まともに宿題をやってくるようになりました。
このまま上手く宿題実施が継続してくれるといいのですが。
彼女の場合も、能力は普通。ただ、勉強をしてこなかっただけ、です。推薦入試まで一ヶ月ちょっと。頑張りたいと思います。
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また [家庭教師]

宿題をやってこない生徒だった、というオチ。。。
最近、このパターンついている気がします(笑)

とにかく言い訳をしてやってこない、ということが続いています。
どちらにせよ、私立推薦入試まで二ヶ月弱。
割り切って指導していくしかないのかなとは思っていますが、残念ですね。

家庭教師で「わかった」ことを定着させるためのやり直しの宿題。
それをしてこなければ、絶対に効果は上がらない。当たり前の話。

再三、宿題の必要性を説いても、なんのための宿題かを説いても
伝わらない子には伝わらない、そんなものなのでしょうね。

そんな中、新規家庭教師の問い合わせ案件がありました。
今すぐには受けられないことをお伝えしたのですが、とりあえず会うだけでも、とのこと
明日、面接に行ってきます。

正直な気持ちとしては、そちらの方が私が役にたてそうな案件であれば
「宿題をきちんとやってくる」という生徒規約のもとに、推薦入試までで契約を打ち切って
乗り換えることも考えています。
明日の面接次第ですね。件数を多く持てない今、「やりがいのある案件」
すなわち、「私が役に立てる案件」を重視したいので…。


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